匂い責め
匂い責め/臭い責めと聞いて「何それ!?」と疑問に思う人もいるだろうが、匂いによって性的に興奮する人々は多い。
(そのような人々は同時にM性をも兼ね備えている場合が多い)
SMにおける匂いや香りとはあくまで天然のものであって、香水の類はここでは除外したい。
例えば男性であれば、女性の脇の下、足の裏等々。
女性であれば、男の汗や体臭、性器の臭い等々。
俺の体を嗅いで、あるいは嗅がされて嬉しそうにしている女性たちがいるが、そういう願望を素直に口にして楽しむというのはとても大切なことだ。
SMに変態などという言葉は存在せず、むしろ(世間一般からすれば)そんな非常識行為を楽しむ為にこそSMはある。
匂い責めもなかなか願望を言い出しにくいプレイの一つだろうが、希望するときはどうか遠慮なく言ってもらいたいし、そういう言い出し難いことを言ってもらえるのが俺の喜びでもある。
一部の女性は緊縛を受けた状態で俺のパンツを顔にかぶせられることを好む。
最も匂いの染み込んでいる部分を鼻に当てて放置してやると、彼女たちは鼻からの呼吸を心から楽しみ、喜びで全身を震わせる。
その光景はちょっとした見物だ。
これは別の項でも触れなければならないが、匂い責めを好むM女性に近い存在として、例えば、何日も風呂に入っていないような男性器のカリの部分に付着した垢(平たく言えばチンカス)を綺麗に舐め取るのが好きなM女性がいる。
リクエストを受けた以上は叶えてやるのが俺の信条であり情熱でもあるが、残念ながら冬季限定ともいえるチンカス舐め取りを好む女性は意外に多い。
(純粋に多いのではなく、イメージよりは多いという意)
臭いが好き、汚いものが好き、惨めさがいい、ご主人様のものなら何でも口に入れたい等々、各自好む理由は様々だが、いずれにせよ自分にはない臭いがいいらしい。
世間のイメージでは我々が無理矢理に舐め取らせているといった具合だろうが、その実体は女性が好き好んでの行為であるという点が面白くもある。
それが如何に変態行為に見えようが悲惨に見えようが、我々はお互いに楽しんでいる、あるいは満たされているのだ。
純粋な責めとしての臭い責めについて残念ながら俺は行ったことがない。
そもそも、臭豆腐など責めに値する臭いを発するものを用意する時点で面倒かつ困難である。
それを管理し、あるいは現場に持っていくとなれば尚更だ。
手近なところでは便があるが、俺はスカトロには全く興味がない。
責めとしての臭い責めにこだわりたい場合は各自で創意工夫されたい。
ちなみに、強烈に臭いと評判の臭豆腐だが、俺が大好きな台湾の夜市では絶対に欠かせない食べ物であり、カリッと揚げられたそれは程よく臭いも飛んで美味しい。
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