女性本人からの依頼に比べればまだまだ少ないが、
ある程度の割合で代理調教の依頼が来る。
shadow先生などと書かれるとこそばゆいが、先方は真剣だ。
俺の考えとしては、自分の技量が足りない、あるいは経験不足等のせいで
相手の女性が開花しないからといって他人にM化を委ねるのは如何なものかと思う。
大切な相手であるのなら、自分であれこれ創意工夫して技量を高めればいいのだ。
それもまた楽しみであり、そもそも調教できる女性がいるだけで相当に幸せなことなのだ。
その楽しみや幸せをみすみす放棄してはいけない。
SMサイトも多数ある昨今、初学者の学習環境は非常に恵まれている。
昔は情報自体とても少なかったので、その手の雑誌を読んでは、
「なるほど、そういう責めもあるのか」と随分想像をたくましくしたものだ。
それもある意味センスを磨くトレーニングであったが、
想像力に自信がなければが直接映像を参考にすればよい。
レンタルやネットでいくらでも手に入る筈だ。
それら男の努力の末、まだ技量が及ばずともそれはそれで良いじゃないか、M女諸君。
それで冷めるなら最初からパートナーになるなと俺は言いたい。
その努力こそ愛おしく感じるべき対象だ。
というわけで、俺は基本的に代理調教につき反対の立場をとっている。
代理調教はむしろ性の上級者の酔狂と考えるべきだ。
そのM女を相手にくれてやるくらいの余裕があってこそ行える行為だろう。
例え代理調教に成功したところで渡辺淳一の「シャトウルージュ」という小説にもあったように、
あくまで調教を施した人間にとってのM女となる確率が高い。
性欲は理性を遙かに凌駕するからだ。
最終的にあなたの所有ではなくなるかもしれない。
安易に己の宝を他人に預けてはいけない。
shadow
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