通常の責めにおいて覆面は必要ないが、
例えばたくさんの男性の贄に供する場合、そのプライバシーを守るという点では重宝する。
素顔丸出してはどうしても億劫になる女性が多いが、
覆面一つでその願望があっさり実現できたりするものだ。
大勢の男の玩具にされたいと願うM女は我々の想像よりも遙かに多い。
人前で責められてみたい等の過激な願望も覆面があれば叶えてやれるだろう。
ただし、SMの小道具でよく見られる頭部を完全に覆う覆面はいささか不気味でもあるので、
実用の観点からも口元の見えるタイプの方をお薦めする。
同時にマスクは視覚を奪うという効果があり、本来はこっちの使い方がメインだろう。
いわば、布による目隠しの発展系ツールだ。
人間視覚を奪われると不安感や恐怖感が倍増するので、責めには絶大な効果を発揮する。
言葉責めにもその効果は倍増だ。
反面、無言あるいは責め具の擦れる音等も立派な精神的責めになる。
覆面はただでさえ豊かなM女の想像力を更にかき立てるのでこれを利用しない手はない。
カサンドラとは鼻から下を隠す三角巾のようなもので、
昔のアラブの女王などを想像されたい。
顔の要点となる目が丸見えになるので、プライバシー保護という点においてはマスクよりも劣るが、
目の表情がはっきりと見て取れるので責め手側の興奮度は高い。
ただし、口が使えないのは痛い。
カサンドラは相当なこだわり派でないと使わないが、まあそういう小道具もあるということで。
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