レンタルルームなるものをご存じだろうか?
(レンタルームと略して発音される場合が多い)
男性なら知っているかもしれないが、女性はあまり知らないように思われるし、
実際に行ったことのある女性となると稀だろう。
もしもあるという方は、その相手がよほどの貧乏か、
あるいは俺のようにあの空間を積極的に楽しもうという場合のいずれかだろうが、
まあ世間ではほとんどの場合前者だろう。
一言でいえば、しけしけのラブホテルと解釈してもらえれば良い。
ただし、そのしけっぷりに比例して利用料金には特筆すべきものがある。
例えばキタの東通り横にあるエンペラーだと、土日の昼間に6時間以上部屋を利用したとしても料金は1,
800円あるいは2,300円だ。
通常のラブホテルでは考えられない料金だが、その金額からして部屋のチープさが想像できるというものだろう。
畳でいえば約二畳、風呂はもちろんのことトイレもない。
したくなったら共同トイレを使うのだが、そこはそれ、
おしっこならば室内にある洗面にしてもらいその姿を眺めるのも楽しい。
その他室内にはテーブル、TV、布団がある。
布団は定期的にしか洗っていないようなので到底使う気がしない。
壁には覗き穴が空いている部屋が多く、仮に覗かなくとも壁が薄いので隣の声が筒抜けであり、それが妙に生々しい。
どれくらい筒抜けかと言えば、例えば指を挿入したとしてそのクチュクチュという音も、
特に壁に耳をあてなくても聞こえたりする。
声なり音が聞こえ始めると女性が欲情したりして、それもまた楽しい。
隣が終わった頃には今度はこっちの番となるわけだが、
ラブホテルでは決して味わえない妙な連帯感がそこにはある。
声が丸聞こえなので、それを利用した羞恥責めも効果的だ。
覗きや、あるいは声を聞く目的で一人で来ている男も多いので、
気が向けば招いてやるのも一興だろう。
我々はそのギャップにこそ興奮するものだ。
レンタルルームのような小汚い空間で素敵なM女を責めたり抱いたりするのも大いなるギャップである。
私を抱きたいのなら最低シティーホテルの部屋でも取りなさい。
その手の女性こそギャップのある空間で思い切りよがらせたくなる。
そんなとき、レンタルームは選択枝の一つだ。
合意の上において最初から不純な目的でカラオケボックスに入るのならばレンタルームを選択した方が良いと思う。
内線が鳴り、カラオケ以外の利用はご遠慮下さいと言われたときの気まずさは相当なものだ。
レンタルルームはいくら部屋がチープとはいえ室内が丸見えになることもないので、
カラオケボックスに比べれば遥かに落ち着く。
障害者用個室トイレやカップルOKなビデオ試写店同様、
普段からロケハンして場所を知っておけば何かと重宝するし、
時に積極的に使えるレンタルルームはありがたい存在だ。
あの極めてチープな空間を楽しめるかどうかは個人の感性に負うところが大であるが、
例えば納屋や廃墟、トイレで責められてみたい犯されてみたい等の願望があるならば、
是非一度体験してみる価値はあると思う。
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