先日、部屋を整理する時間があったのだが、
散乱した本の中に随分と借り物やら貰い物があることに改めて気が付いた。
ふとそれらを一所に集め裏表紙の値段を電卓で叩いてみたが、結構な金額になる。
しかしその経済効果もさることながら、ありがたいのは本のジャンルの見事なまでのばらけ具合だ。
人間、自腹を切って本を買うとなると、どうしても自分が興味のある分野に集中しがちなので、
結果知識や教養が自然に一辺化してしまうものだが、
みんなが貸してくれる本はラブロマンスありスリラーありその他もろもろで、
それだけ私の人生を豊かにしてくれていると言えるし、
何よりそれらの本は彼女たちを理解するにあたってとても参考になる。
以後は私も本代の出費をみんなに還元したいと思う。
よって、本日ここにshadow文庫の設立を宣言する。
と言っても、そんなに大袈裟なものではなく、
ただお互いが読み終えた本などあればそれぞれ一冊持参して交換しようということだ。
そして、交換した以上は読み終えることを義務とする。
自分が今まで興味のなかった分野について触れてみるのも、
以後の人生においてささやかなる恩恵になると私は信じる。
実りの季節、おまえたちと共に読書の秋を楽しみたいと思う。
shadow
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