平日、高い次元で仕事をこなしている女性が、
週末、私の前で四つん這いになり甘い吐息を漏らす。
秘部の毛は剃り上げられて幼児のようになっている。
それは普段の彼女を知る人々にはとても信じ難い光景だろう。
装着されたギャグボールからは絶えず涎が垂れ、床に置かれた洗面器に少しずつ溜まっていく。
首輪の中心からは金属製のプレートが垂れ下がり、
私と時間を共有している間、彼女はその名前で呼ばれることになる。
時には肉の玩具として弄ばれ、時にはオブジェクトのように無視される。
すなわち、メス豚調教。
彼女の本名は?
知らない。
彼女の歳は?
忘れた。
こう見えても彼女は○○○なのですよ?
そんなのどうでもいい。
あなたより彼女の方がよほど立派ですよ?
そうかもしれない。けれど、それがどうした?
もし怪我でもしたらどうするのですか?
ご心配なく。
こういうことが許されるのですか?
君もこの世界に来ないか?そこで理性と本能のコントロールを学ぶがいい。
あなたは一体何様ですか?
彼女のご主人様だ。
別れの時間。
頭を数回撫でてやる。
微笑むメス豚。
お互いに背を向け、立ち去る。
しかし私は少し歩いたところで意地悪く振り返ってみる。
その時確かに自分の所有物であるメス豚の後姿を見たけれども、
既に彼女は私の手の届かない世界へ歩を進めている。
また還っていったのだ。
「ねえ彼女、お茶でもどう?」
もし誰かがそんな言葉でもかけようなら平手打ちが飛びそうな毅然とした背筋で人混みに消えていく。
セックスを覚えたばかりの少女のようにその日の余韻をいつまでも楽しんでいるのは案外私の方かもしれない。
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