SM 110.comコラム一覧へ


世間ではS男性・M女性とかなり大雑把に呼ばれているが、

私の経験上実際にはもっと細かく分類される。

以下、参考のため主要な分類を挙げてみた。



大分類としての直接系・・・打撃系、スカトロ系、被虐系

大分類としての精神系・・・奉仕系、依存系、メス豚系、奴隷系、被虐系、(芸術系)

大分類としての快楽系・・・自己中心系、SEX延長系、交流系



・打撃系

鞭打ち蝋燭その他、肉体への直接攻撃を好む。


・奉仕系

主への奉仕を好む。

自分よりも相手が満足している姿に喜びを感じ、完全に男性主導。


・依存系

ご主人様に支配してもらえればそれでよし、あるいは、依存先があればそれでよし。

寂しがりやの女性に多いタイプで、奉仕系の属性を併せ持っている場合が多い。


・自己中心系

責められることを好むので一見Mに見えるが、もっぱら自己の快楽を追求しており、

本質的には女王様に分類した方がいい。

注文が多く、奉仕はあくまでそのお礼。

初心者の男性なら振り回されること必至。


・SEX延長系

SMをSEXのスパイスと捉えている。

あくまで刺激剤としてのSMなので、本格派の男性には物足りない。

逆に言えばストッキングで手首を縛っただけで十分に喜んでくれるので、

初心者はこの属性の女性から入ればスムーズにいく。


・スカトロ系

スカトロプレイ(浣腸等)を好む。


・メス豚系

みじめな自分に性的興奮を覚える。

普段はクールなエリートに多い。


・被虐系

比較的軽めの責めを望む。

軽度のメス豚系である場合も多い。

髪の毛を引っ張られたり、叱責されたり、スパンキングが大好き。


・奴隷系

強い者に支配されることを望む。

依存系とは似て非なり。

支配や依存に憧れるものの決して寂しがりやではなく、生半可な男性では相手は無理。


・?系

理由はよく分からないけれど、とにかくSMに興味がある。

しかし、よくよく話を聞けばいずれかに分類される。


・交流系

複数プレイ・スワッピング・鑑賞プレイ等を好む。

とにかく外交的。


・真性M女系

特に打撃系、メス豚系、被虐系、依存系、奴隷系において次元の高い資質を備えている。

存在は稀で、歩く天然記念物。


・芸術系(男性のみ)

SMを芸術と捉える。

緊縛師に多い。

M女性を自らの作品として調教。



これからパートナーを見つける場合には、

まずお互いがどの属性であるのか知ることが大切だ。

ただし、打撃系と打撃系が結びつけば必ずしも上手くいくというわけでもない。

理由の第一として、それぞれ複数の属性を併せ持つ場合がほとんどだからだ。

更にはそれぞれ属性のパーセンテージというものもある。

そのパーセンテージがずれていると一方が希望のプレイになかなかありつけないことになり、

あるいは、希望のプレイ以外のことを行わなければならなくなる。

こういう関係が長期間続けばどうなるかは、容易に想像できるだろう。

第二点として、徐々にそのバランスは変化するということ。

結果、最初はバランスが良かったのだが、いつしかずれてくるというパターン。

逆に言えば、お互いが興味を持って新しい分野を開拓できれば、

更なる良好な関係が期待できる。

そして、第三点。

これが最も大切なことだが、

上記の属性とは無縁の問題で、人間としての相性がある。

いくら属性やバランスが類似しようが、

人間的に尊敬できなかったり性格の相性が悪いとどうしようもない。

今更説明不要だが、SM的な趣向が合えばそれで万事OKではない。



当コラムについてはいずれ追記する機会があるだろう。



shadow

SM 110.com 携帯版トップページへ

SM 110.com パソコン版トップページへ