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先日調教依頼に出かけたときのこと、

縛られたいというのが彼女の依頼内容であったので始めると、これが実に快適に縛れる。

この場合の快適とは、縛り易いということはもちろん、

緊縛好きは自分好みの手足の角度を持っていて、

それがずれてくると自らの緊縛美にそぐわない仕上がりになったりするものだが、

その角度がぴったりと決まる上に時間が経っても崩れが少ない。

聞けば体操の選手だったそうで、その体はまるでタコのようだ。

正にM女性としては理想といえる。

体が柔らかい女性とのセックスは実に楽しいことも、この日改めて実感した。

私は仕える女性たちに日々の柔軟体操を命じているが、

やはり限界があるのか、あるいは単にさぼっているのか、

クニャクニャになった女性はまだ一人もいない。

「あいたたた...」

緊縛師にとってこれは最も白ける台詞といっていいだろう。

少し曲げた位で痛がられては、とてもじゃないが美しい仕上がりは望めない。

私が受ける依頼のナンバーワンは「縛って欲しいのですが」というものだが、

その仕上がりの美しさと貴女の日々の柔軟体操の努力は

見事に正比例するということをここに明言しておく。

何もタコのようになれとまでは言わないが、

ちょっと曲げた位で痛がるようではお互い緊縛の醍醐味は薄れる。

美しく写真に撮られたいのなら尚更だ。

日々柔軟体操を怠らないということは、

既に主がいる女性もこれからの女性も必須課題と言える。

SM抜きで考えても体にはいい。

以上、決して忘れないように。


shadow

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