M女の天職
ソープランドで働くM嬢がいる。
ブランド物を買うでなし、ホスト遊びをするでなし、その生活に派手さは全くなく至って普通だ。
「なぜソープで働くのか?」
そうストレートに訊けば、
「セックスが大好きだから」
ベビーフェイスに巨乳というルックスの良さにも恵まれ、その貯金額は二十代前半ながら既に山手線駅前にマンションが買える程だ。
M的資質により嫌な客ほど犯されている感じがして燃えると言う。
有り余る性欲を満たすことができる上にマゾ性も満たされ、更には大金まで手に入る。
「天職やな」
「はい」
彼女が偉いのは、多少のためらいはあったかもしれないが、勇気を出して風俗の世界に飛び込んだことだ。
俺に調教依頼してくる女性の中には、
「性欲処理としてモノのように扱われたいです...」
「犯されて無茶苦茶にされたいです...」
そんな願望を持つ女性が少なからずいる。
俺はそんな女性たちに対して、
「風俗で働いてみたらどうだ?」
と提案することもある。
イマドキの風俗業界は実に細分化されていて、おおよそのM的願望は叶えることができる。
しかも、決して少なくない収入付きでだ。
決して俺が調教するのが面倒とかそんな手抜きな気持ちからではなく、どう考えても一挙両得ではないかという単純な思考によるものだ。
提案に対する反応は概ね次の三パターンである。
「風俗や不特定相手には興味がないです」
「とても興味があるし、やってみたいけれども勇気が出ない」
「やってみます!」
どの答えであろうがその考えを尊重するし、俺も二度は言わない。
ちなみに、風俗業界へ進んだ場合、その後ほぼ100%に近い確率で客の中からパートナーを見付けている。
見付けるというよりも気に入った客から口説かれた結果なのだろうが、概ね半年もしない内にパートナーができましたとの報告メールが届く。
こうなれば一挙両得ならぬ一挙三得ではないか。
金が欲しくて嫌々風俗、というのであれば俺も決して勧めない。
病気のリスクもあるし、何より心が荒むと聞く。
しかしながら、M女の一部には風俗という仕事が天職にピタリとはまる場合がある。
そのような場合、風俗業界に対する世間一般のイメージなどは気にせずに思い切って飛び込んでみてもいいのではないか?
俺はそう思うがな。
最も、そんな場合でもぜひ俺にM処女を捧げてから飛び込んでくれたら嬉しい、と最後に一言添えておく。
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