M女性の分類

世間ではS男性/M女性とかなり大雑把に呼ばれているが、実際にはもっと細かく分類される。

以下、参考のため主要な分類を挙げてみた。

大分類としての直接系・・・打撃系、被虐系

大分類としての精神系・・・奉仕系、依存系、メス豚系、奴隷系、被虐系、精神疾患系、(芸術系)

大分類としての快楽系・・・自己中心系、SEX延長系、交流系

・打撃系:鞭打ちや緊縛その他、肉体への直接攻撃を好む。

・被虐系:肉体を傷付けられたり、髪の毛を引っ張られたり、叱責されたり、スパンキングが大好き。打撃系と似ているが、こちらはあくまで精神面がメインとなる。

・精神系:肉体的な責めよりも精神的に責められることを好む。

・奉仕系:主への奉仕を好む。自分の快楽よりも相手が満足している姿に喜びを感じる。

・依存系:ご主人様に支配してもらえればそれでよし、あるいは、依存先があればそれでよし。マイナス思考や寂しがり屋の女性に多いタイプ。

・自己中心系:責められることを好むので一見Mに見えるが、もっぱら自己の快楽を追求しており、本質的には女王様に分類した方がいい。注文が多く、奉仕はあくまでそのお礼。初心者の男性なら振り回されること必至。

・SEX延長系:SMをSEXのスパイスと捉えている。あくまで刺激剤としてのSMなので、本格派の男性には物足りない。逆に言えばストッキングで手首を縛っただけで十分に喜んでくれるので、初心者はこの属性の女性から入ればスムーズにいく。

・メス豚系:みじめな自分に性的興奮を覚える。普段はクールなエリートにも案外多い。

・奴隷従属系:自分よりも圧倒的に強い者に支配されることを望む。依存系とは似て非なり。支配や依存に憧れるものの、生半可なS男性では相手は無理。

・精神疾患系:SM調教を受けると精神が安定する。うつ病等の精神疾患を抱えており、その多くは打撃系の適性を備えている。

・交流系:複数プレイ・スワッピング・鑑賞プレイ等を好む。彼氏の趣味に付き合った結果こうなった的なきっかけが多い。とにかくセックスが好きで外交的。

・真性M女系:特に打撃系、メス豚系、被虐系、依存系、奴隷系において次元の高い適性を備えている。存在は稀で、歩く天然記念物。

・幼少時刷り込み系:幼少時や思春期にたまたまSM画像を目にして興味を覚える。その多くは緊縛に対して憧れを持つ。

・芸術系(男性):SMを芸術の一つと捉える。緊縛師に多い。M女性を自らの作品として調教。

・?系:理由はよく分からないが、とにかくSMに興味がある。しかし、よくよく話を聞けばいずれかに分類される。


これからパートナーを見つける場合には、まずお互いがどの属性であるのか知ることが大切だ。

ただし、打撃系と打撃系が結びつけば必ずしも上手くいくというわけでもない。

理由の第一として、それぞれ複数の属性を併せ持つ場合がほとんどだからだ。

更にはそれぞれ属性のパーセンテージというものもある。

そのパーセンテージがずれていると一方が希望のプレイになかなかありつけないことになり、あるいは、希望のプレイ以外のことを行わなければならなくなる。

こういう関係が長期間続けばどうなるかは、容易に想像できるだろう。

第二点として、徐々にそのバランスは変化するということ。

最初はバランスが良かったのだが、いつしかずれが生じてくることもある。

その一例としては高いレベルのSM的資質を持ったM女性の急性長。

数回の調教で主を完全に凌駕し、全く満足できなくなる。

そして、第三点。

これが最も大切なことだが、上記の属性とは全く無縁の問題で、人間としての相性がある。

いくら属性やバランスが類似しようが、性格の相性が悪いとどうしようもない。

SM的な趣向が合えばそれで万事OKというわけではないのだ。

当コラムについてはいずれ追記する機会があるだろう。

shadow

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