あなたが親になる前に

もし貴女が生まれ変わったとして、もう一度マゾとして生きたいか?

俺の経験上、ある女性がMになるのは後天的な原因がほとんどであると断言する。

稀に先天的なM女性に出会うが、そんな彼女たちのことを真性マゾと呼ぶ。

今回、いつか親になるであろうあなたがたのために教えよう。

子供の幼児期や成長期、あるいは思春期において以下の行為を頻繁に行えば、その子供はかなりの高確率でマゾになるだろう。

・頬を打つ

・殴る

・蹴る

・髪を引っ張る

・けなす

・柱に縛りつける

・ベルト等で打ち付ける

・お尻をペンペンする

・納屋や倉庫、押入に閉じこめる

・浣腸する

・過度に躾を厳しく行う

・日常生活全般においてうるさい

・主体性を認めない

・親に威厳が有り過ぎる

・夫婦のSMの現場を覗き見られる

・SM関係の本を盗み見される

・お医者さんごっこその他これに類する遊びを行う

・いじめにあう

・精神疾患になる

等々

ちなみに、性的悪戯を受けるという要因もあるにはあるのだが、全く反対にセックス恐怖症や男性恐怖症になる場合も少なくないので除外しておく。

上記は直接子供に対して行わずとも、父親が母親に同様の行為を日常的に繰り返していれば同じ結果になる。

俺に調教を依頼する女性の父親が暴力的であることが多かったり、あるいは名家の生まれであることが多いのはこれらのためだ。

要するに、いつか母親あるいは父親になるであろうあなた方は、自分の意志によって我が子をMとして成長させることができるということを意味するし、逆にM化を防ぐこともできる。

母親がマゾなので自分もその血を受け継いだと解釈している女性も多いが、それはかつて母親がそうされたのと同じように我が子を育てただけに過ぎない。

俺はDNAレベルでのマゾ性の遺伝はないと考える。

余談だが、

授業中におしっこをもらしてしまい叱責された。

一人黒板の前に立たされて叱責された。

授業中に頬を叩かれた。

音楽の時間に一人だけ何度も歌わされた。

正座させられて反省を強いられた。

部活で竹刀で叩かれた。

部活でしごきにあった。

等々、学校の先生にまつわる体験を持つM女性が多い。

これらが原因で彼女たちがM化したのかどうかは断定できないが、どうも一部の先生はM女性の養成に一役買っているようだ。

ムチもどきの紐で打ち付ける先生もいるという。

これなどSMそのものだ。

しかしながら、昨今ではこういう昔風の先生も絶滅しつつある。

威厳ないところにM女なしだ。

今後ますますM女は減少の一途だろう。

悲しいね。

これは同時に、あなた方が既に貴重な存在であるということも意味している。

ついでだから、もう少し突っ込んで書いておこう。

では、何故に上記のような行為で人はM化するのか。

俺の理論だが、それは私たちなら誰もが持っている環境適応能力による仕業だ。

人は困難な状態に置かれると精神的肉体的にその状態に慣れようとする。

環境適応能力は自然的に働くので通常理性ではコントロールできない。

結果、その環境に慣れた挙句、そこから開放されるとどうなるか?

不思議なことに、以前の困難な状態が懐かしくなるのだ。

時に、戻りたいとさえ願う。

以前、「SMとはノスタルジー」と発言してなかなか理解してもらえなかったようだが、今回の話で少しは納得もできるのではないか?

上記の行為により、貴女は昔にトリップすることができるのだ。

意識していようがいまいが、あるいは当時を否定しようが、深層心理的にはそうなっている。

直接肉体的な苦痛に対する体内適応能力としてはエンドルフィンやエンケファリン等のホルモン分泌が挙げられる。

肉体的苦痛を抑えようとする体内物質だが、これがある種の抑揚感を生む。

例えば鞭打ちを好むM女性の場合、その要因が過去へのタイムトリップなのか、エンドルフィン等によるものなのか、あるいは両者によるものなのかを知ることは、他の責めを行う上でも重要なヒントになる。

SMからは外れるが、もし、上記のみならず親が子に愛情を注がなかった場合、その子は将来変わり者のレッテルを貼られることになる。

ひどい親にして子は健全などというのはドラマの世界だ。

実際には人格が歪む。

愛情の注ぎ過ぎも問題だが、愛情がないよりは比べようもない程にましだ。

俺は親でも何でもないので子育てについてとやかく講釈できる立場ではないが、今回の話は今までの多数のM女性との交流により得た知識として紹介しておいた。

心の片隅にでも留め置いて頂きたい。

shadow

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