さあ、大変だ
サイトを始めて10年超。
その間、実に様々な相談に乗ってきたが、中でも印象深い話がいくつかある。
今日はその一つを紹介したい。
あるM女がPCMAXで知り合った主候補は責めが得意なことを自負しており、出会いの際のメッセージにもそうはっきりと書かれてあった。
で、細かい話は省いて、いざ会ってみてのプレイはというと、確かに言葉責めが出てきた。
「ほら、もう染みが出来てるぞ」
「こんなに糸を引いてる」
「やらしい音だな」
こんな具合で、言葉責めとしては妥当なところではないだろうか。
ただし、一つ問題があった。
この男性には言葉責めのときに一つの口癖があった。
それがタイトルの「さあ大変だ」だ。
よって、実際はこんな具合になる。
「もら、もう染みが出来てるぞ、さあ大変だ」
「こんなに糸を引いてる、さあ大変だ」
「やらしい音だな、さあ大変だ」
これを聞き続けた女性はいつしか笑いを堪えなければならないようになった。
責めている筈が内心で笑われているとは、主として、男として実にミジメではないか。
こうなってしまうともはやSMとして成立しない。
SMに笑いなど最も不要なものの一つだろう。
けれども、その男性は全くそういうことに気が付いていないのだ。
人の振り見て我が振り直せ、とはまさにこのこと。
俺も含めた主と呼ばれる立場にある方々の自省を促す意味において今回コラムにて紹介させて頂いた。
shadow
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