shadow様
メールありがとうございます。
たしかにかおるは少し飛ばしすぎているかもしれません。
でも、shadow様に出会えた喜びでいっぱいなのです。
かおる自身、なんで? と思い、いろいろなサイトを調べてみました。
同様にM女を飼育するようなサイトもありましたが、心踊るものではありませんでした。
かおるは、SMという世界に興味があるということ以上に、shadow様の文章が大好きなのです。
shadow様のメールを拝読することが、文学に出合うのと同様に感動するのです。
かおるはここ数年いろいろなことがあって(書いてみたのですが辛気臭い話なので割愛しました)
精神的にとても落ち込んでいました。
かおるのまわりには、かおるを愛したいと思ってくださる男性が何人もいるけれど
かおるが欲しい「愛」というのはどうも違うのです。
やさしいだけでなくて、突き放すような残酷さにも愛を感じたい・・・
かおるはそんな愛を与えてくださる方(御主人様)にやっと出会えたように思えて、
毎日がとても幸せです。
shadow様が「愛してる」と書いてくださるだけで、
かおるは癒され、愛されているとわかるのです。
かおるはshadow様の恋人でも愛人でもなく奴隷のひとりでありながら
愛されているという喜びに溢れています。
もしかしたら、愛されているという錯覚なのかもしれませんが
毎日、毎晩、shadow様へ長いメールを書いて、お返事をいただけるまでどきどきと過ごしております。
あまりしつこくストーカーのようになっては興ざめだと思うのですが
いまはたぶん、かおるのことをわかっていただきたいという気持ちが先走るのでしょう。
shadow様に恋をして、こうして耽溺していることが快感なのです。
しばらくは全力疾走してしまうでしょうけれど、
いまはそれがかおるにとって心地よいのでお許しください。
○○○○○○○○○○○○○○○○から電話がかかってきました。
かおるが忘れたノートを届けてくれるのだそうです。
かおるはshadow様にお約束したように、指一本触れずに帰ってまいります。
その帰りに忘れずにペットショップに立ち寄ってまいります。
首輪を買うという、なんでもないことに胸が高鳴ります。
今晩からはかおるは首輪だけ装着してメールボックスを開けるのですね。
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shadow様
こんばんわ、かおるです。
今日、赤い首輪を買ってまいりました。
15mmほどの幅で、ハート型の鋲が打ってあります。
同じブランドでリードも売っていましたので合わせて買い、
いまかおるははだかでそれらを身につけています。
ドレッサーの鏡の前でなんども見ました。
首輪はかなりきつく締めていますが
おそろいのリードがからだの中心に添って流れて
自分で言うのもなんですがなかなかいい見立てのように思います。
今度shadow様にお会いしたときには
ぜひこのリードを持ってかおるを引きずっていただきたいと思います。
首輪を買うときにペットのものを選ぶような顔をしながらも
真剣に長さや素材を吟味し、だんだん顔が上気してくるのがわかりました。
股間もしとどに濡れてきて、手元もおぼつかないほどになってあわててレジで支払いをすませ、
トイレに駆け込んで、買ったばかりの首輪を嵌めてみました。
まるでかおるのためにあつらえたような首輪でした。
−中略−
これから毎晩shadow様のために首輪とリードをつけてメールを書きます。
その姿のままでオナニーもさせていただきます。
恥ずかしいというよりも、早くお見せしたいという気持ちでいっぱいです。
がまんできなくなり、いま、たいせつなところを擦ってしまいました。
メールを書いている途中なのにごめんなさい。
メールではなくて手紙ならば
かおるの体液や匂いをつけてさしあげるのに・・・。
リードを左手で引っ張り、右手でクリトリスを触り、目をつぶります。
shadow様が望んでくださればデジタルカメラで写真を撮って送ります。
shadow様にお会いしたこともないのに、そして触れられてもいないのに
かおるはshadow様とイクことができます・・・
そして今日はバレンタインデーです。
--------------------------------------------------------------------- かおるのメールを読んでいると、そこに性描写がなくても、俺は著しく勃起する。 それも痛いくらいにだ。 メールには、俺が持って生まれた欲求を深く満たしてくれるものがあるのだろう。 読み終えると、射精後のような満足感がある。 俺はそんなメールを食事前に読み、食事後も読む。 風呂の前に読み、風呂の後も読む。 ジムの前に読み、ジムの後も読む。 朝起きては寝ぼけ眼でメールをチェックし、もちろん寝る前も。 これが誇張でないことは、かおる自身のことを考えれば十分に理解できるだろう? そう、俺たちは同じことをしているんだ。 俺はたまに自分で自分のサイトを覗く。 内容を全て知っているにもかかわらずだ。 そうして見ていると、特に最近は、 誰か俺以外の第三者が運営しているサイトのように思えてならない時がある。 「一体このshadowという男は何なんだ!!羨まし過ぎるぞ!!」、と。 俺は更に読み進める。 そこで、shadowという男が紛れもない自分自身であると気付いたとき、 俺は一人のサドとして、あるいはご主人様として、最高のエクスタシーを得る。 「本当の快感を知っていますか?」 知っての通り、サイトにはこういうサブタイトルがついている。 肉の摩擦より、心の触れ合いの方がいかに素敵な快感を生むかを皆に教えてあげようと思って 付けたものだ。 しかし、教えられたのは実は俺の方かもしれない。 読むたびにそう思う。 俺たちは既にお互いを向上させる関係になっているのだろうか? 理想のパートナーとは、こうでなくてはと思う。 素晴らしい。 愛されていると感じているのは、もちろん錯覚なんかじゃない。 その証拠に、今かおるが目の前にいれば、 俺は何の躊躇もなくその体に烙印を押しているだろう。 文章を褒めてくれてありがとう。 これは正直嬉しい。 SMのテクニックを褒められるよりもずっと。 ワンショットの短いメールならいざ知らず、 これだけメールを書き、さらにはコラムや雑記。 それらには俺の内面だとか、これまでに過ごしてきた人生の時間だとか、その他諸々が、 無意識の内にもちりばめられているような気がする。 そんな文章を誉めてもらえるということは、文章技術とかそんなことじゃなくて、 単なる一人のSMパートナーとしてではなく俺という存在そのものを 受け入れてくれたようで涙が出る.... というのは嘘だが、感動する。 本当にありがとう。 >かおるはshadow様の恋人でも愛人でもなく奴隷のひとりでありながら >愛されているという喜びに溢れています。 確かにかおるは恋人でも愛人でもなく、奴隷だ。 けれども、俺にとって奴隷とは、恋人や愛人などよりも遥かに愛しくて大切な存在であるという ことを忘れるな。 だから愛奴と呼ぶ。 その響きには俺の誇りと愛情と自慢が含まれている。 愛奴よ、 飛ばしたいのなら、好きなだけ飛ばせばいい。 もしも転んだ時は俺が起こしてやるから。 >shadow様が望んでくださればデジタルカメラで写真を撮って送ります。 首輪買ったのか!! 早いな。 頭をヨシヨシして撫でてやりたい。 今日のメールは全裸で首輪をつけて書いたんだな。 それも自分でリードを引っ張って、クリトリスを擦りながら.... 想像すると、男と女がセックスしている場面よりもずっと猥褻だな。 読み返せば、文字のひとつひとつも何だか艶っぽく見える。 写真は見たい。 とても楽しみだ。 かおるの首輪姿....今から興奮する。 デジカメを持っているのなら、今後は定期的に画像を送ってくれ。 一度にたくさん送ってもらってもありがたみがないから、週に一枚でいい。 俺は一週間、それをかみしめることにする。 これは必ずしもHな画像を送り続けろという意味ではない。 かおるの好きな風景、かおるが作った好物の料理、その他何でも構わない。 かおるが興味を持つ全てのことについて、俺は興味がある。 みずきへの特別課題5は読んだか? あれは俺が与えたものだ。 その内、BとCをかおるにも与える。 特に柔軟体操はしっかりとやっておけ。 俺が麻縄で縛ってやるときに 「この姿勢はちょっと窮屈です...」などと言ってみろ、張り倒すからな。 すぐには柔らかくならないから、今からやっておけばちょうどいいだろう。 実は明日、母の手術がある。 ほんの一瞬でもいいから、手術の成功を祈ってはくれないか。 shadow