shadow様
帰宅いたしました。
週末のお忙しい時間を、かおるのために割いてくださって、ありがとうございます。
最初、駅の改札でshadow様らしき方が見当たらなかったときに、そのまま笑って帰ってしまおうか、
と思いました。
列車のなかはもちろんですが、お会いすると決めていただいてからのほぼ10日ほどは、毎日毎晩、
ほんとうによかったのかどうかと悩んでみたり、逆にお会いできる期待にわくわくしたり、お約束
の課題をひとつひとつこなしていかなくてはいけないこともあり、睡眠不足の日々が続いておりました。
空いている公衆電話が見つからず、やっとかおるの順番になって、勇気を振り絞って電話をいたし
ましたところ、まさにかおるが大好きなタイプのお声が返ってまいりまして、さらに緊張が高まりました。
かおるは、shadow様のことを、長髪で、お顔はごっついタイプではないかと思い込んでおりましたが、
お会いしましたら、眼光は鋭いものの、お顔立ちは優しげで、実際のお年よりもお若いように感じました。
「よく来たな」と言っていただきましたときに、緊張はしているものの、お会いできた嬉しさでいっ
ぱいになりました。
電車のホームで抱きつかせていただき、shadow様にしっかりとしがみつくようにしてシティー・ホテルへ
と向かうあいだ、shadow様にお会いする女性の方々は皆同じように、緊張して、期待して、そして嬉しさ
に満ち溢れるのだろうなと思いました。
かおるはそのときまでにすでに濡れておりました。
というのも、お約束のひとつは、ガーターベルトにストッキングをつけて、下着はつけないこと、
ということでしたから、ミニスカートの下はなにも身につけておりませんでした。
そんな姿で、遠路旅をして、そしてshadow様とホテルへと向かう…
ホテルの前にある公園にさしかかると、shadow様は「夜、散歩に来てもいいな。リードをひいてやる」
といきなり厳しい声でおっしゃるので、ふわふわと恋人気取りでいたのがきゅっとばかり、また緊張
状態に戻りました。
部屋に入ると、ベッドの上にはすでに麻縄が並んでおりました。
そのときには、期待よりも恐怖心が浮かんでまいりまして、その恐怖心とは、どんな陵辱をお考えに
なっているのだろうということと同時に、はじめて調教していただくことによってかおるがどのよう
な女になってしまうのかということも恐く感じておりました。
土下座でごあいさつをするときも、恐くて、声が出ず、頭もきちんと下げられずに、「きちんとしろ」
と何度も怒られると、緊張はどんどん高まり、喉がカラカラになっていくのに、なぜか股間は濡れて
いるのです。
平然として、お道具をひとつひとつ、説明してくださるshadow様…
いよいよかおるのご主人様として、かおるを調教されるのです…
かおるは、shadow様がお望みになることをどんなことでも享受する、shadow様の愛奴となるのです…
shadow様がおやさしく語ってくださるだけに、一層恐怖心が高まってまいりました。
「説明してるばかりじゃなくて、ちょっとやってやろうか」
shadow様は、服の上から麻縄をおかけになりました。
最初に両手を後ろに回して縛りあげられたときは、胸がきゅんとなりました。
その胸のまわりにかけられた縄はなんと美しかったことでしょう…
片手に小さなバイブを握らせられ、もう片手を軽く握ったところに、shadow様がお指をインサート
に見立てて擦られたときには、ほんとうにshadow様がかおるに入ってくださったような気持ちにな
ってイッてしまいました。
麻縄をかけたあと、乳首につけるおもりのアクセサリーを、かおるの前で作ってくださいました。
「これ、あとから乳首につけてやるからな。こんな重さだぞ」
縛られたまま正座しているかおるの脚にその重りを置かれたときは、恐怖心はどんどん高まってお
りました。
そんなおもりを乳首につけたらどうなるのだろう…
太股の上に置かれているだけでも、それなりに重いのです…
そんな重りを縛られるなんてと思うと、いてもたってもいられない心持ちでした。
shadow様はかおるが脅えたり、恐がったりするようなことを何気なく言い、そしてセックスをする
わけではないのに快感を与えられようとなさっていると感じました。
もしそうであればかおるはまさに、shadow様の思惑どおりに感じておりました。
それから、ベッドに倒され、両足を開くように言われ…
「もう、びしょびしょじゃないか… かおるのおまんこは小さいなあ。小さいって言われたこと、
ないか?」などと、つぶさに観察してくださいました。
shadow様がお指でその部分を広げ、奥のほうまで観察してくださったときには、脳がとろけてくる
ような感じがいたしました。
かおるはこれまでもちろんセックスの体験はございますけれど、そうまでしばしばと観察していた
だき、また、お指でおし開いていただいたのははじめてです。
shadow様がなにをおっしゃってくださったか、ちっとも頭に入らないほど興奮が高まっているときに、
「おしりも調教してやるからな」という残酷なお声が聞こえました。
「浣腸、持ってきただろうな。せっかく持ってきたんだから、全部使ってやる」
そのときはもう、恐怖心よりも興奮が高まり、shadow様のお指で絶頂を迎えてしまいました。
shadow様は以前、メールで、「おまえは指を入れられただけで動かさなくてもイッてしまうかもし
れないな」と書いてくださいましたけれど、まさしくかおるは、shadow様のお指の感触でイかせて
いただきました。
イクときにはお許しをいただかなくてはならなかったのですが、自分ではどのように申していたの
か覚えておりません。
たぶん、絶叫に近かったのではないでしょうか。
かおるは、shadow様におまんこを見ていただき、shadow様の目の前でお指でイかせていただくこと
がなによりのシアワセだと思いました。
そのあと街に出て、大阪名物のお寿司屋さんに連れていっていただき、ほんとうに嬉しかったです。
「俺はベラベラ喋らないから、かおるから話すようにしろ」とメールでご注意いただいておりまし
たが、shadow様はいろいろなお話をしてくださり、また緊張が戻ってきたかおるに、おやさしく、
昔からの恋人のように振る舞ってくださり、とてもはじめてお会いしたという気持ちになりませんで
したが、shadow様はどう思われましたでしょうか。
生湯葉のおサシミをシソの葉に包んでかおるの口に運んでくださっているときに、ちょうどお酒を運
んできてくださったウエイトレスの方がうしろに来られて、「アツアツですね」と言ってくださって、
とても嬉しくて、また、興奮してまいりました。
首輪がきつく感じられ、ミニスカートの奥のほうが湿っているのが自分でもわかりました。
カウンターの板前さんもかおるたちのこと、大恋愛中のカップルだと思ったことでしょうね。
そのときかおるは首輪をつけておりまして、店に入るまでは恥ずかしくて、気になってしょうがなか
ったのですが、だんだん首輪もからだの一部になったような気持ちがしてまいりまして、周囲の方々
の視線が気にならない、というか、逆に「かおるはshadow様のものなのよ」と皆様方にふれてまわっ
ているような心地になりました。
shadow様はご主人様として厳しい躾をなさいますけれど、本質的にはおやさしく、少しセンチメンタ
ルなところや少年のような心を持っていらっしゃる方だと思いました。
SMという社会の一般常識から逸したことをなさっていても、どなたよりも誠実で、頼りになる方だと
いうことが、お会いしてわかりました。
お寿司も、日本酒も、とてもおいしかったです。
また、GWに連れていってくださいませ。
そんなウキウキとしたディナーをいただいて、かおるはてっきり、ホテルに戻って、一緒にからだを
洗っていただいて、ご調教もせずにただぎゅっと抱きしめていただいて眠りにつくものと思っており
ました。
希望を書くように言われたので、メールではそのようにお願いしていたからです。
でも、ホテルの近くに来ると、
「リードを出せ。ひっぱってやる」と言われ、かおるの首輪にリードがつけられました。
夜の公園ではだれかが数人でサッカーをやっている気配がいたします。
よく見れば少し気の早いお花見の人々もいます。
その横を通り、河に沿った遊歩道の手すりにリードを縛ってから、脚を広げ、スカートをまくりあげ
たかおるの写真を撮影していただきましたが、そのときは恥ずかしい気持ちが高まって興奮となり、
shadow様のお指を入れていただいたとたん、どうしようもない快感に包まれました。
何度も、何度も、お指でイかせていただいたときに、
「おまえ、潮吹きなのか! こんなに潮吹いて!!」と教えていただいても、自分ではどれほど潮
を吹いてしまったのか実感がなく、恥ずかしいということと、気持ちいいということが交錯して、
なんともいえない快感であったとしか申し上げられません。
「だれかが見てたぞ」と言われたために余計、つきあげるものがありました。
でも、周囲はうす暗いとはいえ、フラッシュで何度も晒し者になっておりますので、へんな男が襲
ってきたらどうしようと思わなくもなかったのですが、shadow様は空手をやっていらしたとうかが
っておりましたから、なにかあってもきっと助けてくださると思い、それもまた、shadow様の愛の
ように思えておりました。
リードを引かれるということよりも、shadow様の愛に酔っておりました。
かおるの思い込みかもしれませんが、時間がたつにつれて、shadow様に愛していただいているとい
う実感のようなものがして、そうなると、なにをしていただいても嬉しく、また心地よく、ときに
は苦しささえも快感になるのです。
びしょびしょになり部屋に戻り、shadow様の足のお指を舐めさせていただきました。
shadow様のお指は、汗の味と、靴のにおいとが混ざっておりましたけれど、お指の間に舌を這わせ
ていただくと、shadow様がかおるを受け入れ、愛してくださっていることがもっともっと伝わって
まいりました。
かおるがshadow様のお指を舐めているときにどんな気持ちだったかはshadow様もおわかりになられ
ているでしょう…
「アナル調教をしてやる」
shadow様はかおるのお尻の穴をマッサージして、浣腸をしてくださいました。
浣腸が差し込まれるときになんともいえない快感があり、浣腸液がゆっくりと腸内に注入されると、
腸のなかが少し冷たいような、なにか液体が入ってくるのがわかりました。
「どんな感じだ? もう1本いけるか?」
2本目が注入され、お尻に浣腸がつきたてられているところを写真に撮ってくださいましたが、
昼間に撮影していただいた写真といい、かおるの乱れた、淫らな様子を、shadow様があとで再度ご
覧になるかと思いますと、撮影されているということにもまた違う快感がございました。
計3本の浣腸液が注入され、「もっとがまんしろ」と言われているのに5分とがまんできず、トイ
レに駆け込んで、shadow様の目の前で排泄させていただきましたが、がまんできなかった自分自身
がたいへんなさけなく思いました。
「もっとがまんして、一気に出さなくてはだめだろう。ちゃんと最後まで出せよ」と言いながら、
shadow様がずっとかおるを見つめてくださり、とてもうれしかったというのに、それだけではなく、
shadow様がかおるのお尻をふいてくださったときには、恥ずかしいという気持ちは吹き飛んで、
うれしいという感謝でいっぱいでした。
でも、ベッドに戻ると、また恐ろしいshadow様がいらっしゃいました。
排泄したばかりのかおるのお尻を舐めて「かおるの味がする」と言いながら、お尻の蕾が開くまで
舐めてくださり、ほんとうにありがとうございました。
かおるは、お尻もまんこも、舐めていただくのが大好きです。
そのあと、アナルパールをひとつ、またひとつと差込み、引き抜き、そしてまた差込まれました…
丸い玉が差し込まれるときに、お尻の出口の襞が摩擦され快感となるのですが、出るときは内臓が
飛び出すような、お尻の肉が裏返しになるような感じがして、同時にどんどん淫らな自分がさらけ
出されるようでした。
「自分でひとつずつ出してみろ」
お尻を調教していただいているというのに、まんこからどろどろとした透明の愛液が糸をひいて流
れ出していました。
理由はわかりませんけれど、性的刺激に興奮するばかりなのですが、パールの玉はなかなか出てこ
ないので、とても焦りました。
「ほら、なにやってんだ。出さなきゃだめだろう」
意識を集中しようとすると、玉は逆にどんどん奥に入っていくようでした。
shadow様は少し苛立っていらっしゃるのではないかと思うと、さらに焦りましたが、気持ちとは裏
腹に、アナルパールは腸の内壁を適度に刺激をして、快感を高めるので困りました。
次にshadow様が差し込まれたアナル棒はパールよりも大きく、お尻の襞を突き破って入るとき、
出るときが、ともに快感なのですが、快感というよりも「快楽」という感じがいたしました。
かおるのお尻の穴が、どんどん拡張していくようで、それもまた恥ずかしく思いました。
乳首に、shadow様がつくってくださった重りをつけていただきましたが、まるでshadow様が軽く噛
んでくださっているような感触でした。
その重りを持ち上げ、手を放すと、声が出るほど痛いのですが、痛みをがまんすると、じんじんと
した快感がからだに広がってまいります。
「自分でやってみろ」とご命令され、ビデオのレンズを通してshadow様を感じながら、苦痛と快楽
の、残酷な遊びをさせていただきました。
お尻を調教していただいたあとも、shadow様のお指で何度も絶頂に達し、まんこもお尻も、じんじん
するほどshadow様ご自身に擦っていただきました。
おなかや大腸の、奥の奥のほうにペニスがつきあたって、感じすぎて痛くなることもありました。
犯していただくだけ犯していただき、shadow様に抱きしめて眠りについたときはなによりもしあわせ
でした。
でも、ほとんど眠っている時間などなかったように感じています。
夜中になんどもshadow様のペニスを挿入していただき、あるいは舐めさせていただき、精液を飲ませ
ていただき、ありがとうございました。
かおるは、shadow様の精液がかおるの細胞のひとつひとつに生まれ変わればと願っております。
正直なところ、あれほど何時間も、いろいろな調教をしたり、セックスをして、何度も絶頂に達した
ことははじめてで、からだも機能もマヒしかけてしまいました。
ですから、shadow様の上に後ろ向きに乗らせていただき、ペニスとアナル棒で突かれたときは失神寸
前でした。
実際、腰が抜けてしまって、しばらく立つことも、動くこともできませんで、あれほど激しいセックス
を何日も続けてお求めになられたら、かおるの性器も内臓も心も、絶対に壊れてしまうのではないかと
思いました。
そして、いつのまにか、窓の外がすっかり明るくなっていて、かおるは驚きました。
ベッドの縁に倒れ込むかおるを、shadow様が満足そうにご覧になってくださっていたようで、遠ざかる
意識はふわふわと浮いているようなのですが、まんこもお尻もじんじんとして、おなかの奥のほうも、
つきあげられて重く感じられました。
本題を書く前に、もうこんなに長くなってしまいました。
肝心の麻縄の話です。
麻縄を二つにしてなめすshadow様のお顔は、セックスのときよりもさらに真剣でいらっしゃるように見
えました。
かおるは、縄をかけてくださるときのshadow様が、とくに好きでございます。
後ろ手に縛っていただき、胸の上下に2本ずつの縄が絵を描いていくようでした。
真剣に縄を見つめるshadow様の横顔を見て、感動いたしました。
ふと気がつきますと、かおるの乳房が鳥肌だっておりました。
乳房だけではなく、からだじゅうが鳥肌になっているのです。
「shadow様、かおるはからだじゅう、鳥肌になるほど感じております」と申し上げましたが、なぜそう
なるのかは自分でも最初はわかりませんでした。
鏡の前に連れていっていただき、縛られたかおるを自分で見たときに、われながら
「なんて美しいんだろう!!」とうっとりとしてしまいました。
自分で申し上げるのもどうかと思いますが、縄をかけられたかおるは、それはそれは美しく見えました。
股縄を締めていただき、脚を開いて、何枚も写真を撮影していただきましたが、その間も股間が濡れて
いるのがわかりました。
気持ちがよくて、ふわふわ、というか、ぞくぞく、というか、なんと形容していいかわからない充足感、
満足感、シアワセに満たされてきました。
乳首におもりをつけていただくと、かおるの縛られた姿がいちだんと引き立つと思いました。
その乳首を残酷に虐めていただき、強烈な痛みをこらえたあとに感じるじわじわとした快感は単に
「痛み」という快感だけではなく、やはりshadow様の想いなのではないかと感じました。
麻縄に、shadow様の愛が込められていると感じると、また、喉がからからにかわいてきて、突如ふと、
全身の力が抜けてまいりました。
「かおるはshadow様の愛に包まれている」と感じ、気が遠くなりました。
shadow様は「縄酔い」だとおっしゃいましたね。
もしそれが縄酔いというものであるなら、かおるにとって縄酔いとは最高の快感を意味いたします。
かおるがはっきりわかったことは、アナルであれなんであれ、セックスは摩擦による快感でしかない
ということでした。
それはそれですばらしいのですが、縄でいただいた快感とは比べ物にならないのです。
それに比べて縄をかけていただくという行為は、かおるにとっては脳を撫でていただいているような
感じでした。
摩擦で得られる快感は「絶頂」(クライマックス)という終わりがありますが、縄で得られる快感は
エンドレスといってもいいくらい長く、強烈に、soul(精神、魂)に訴えてまいります。
縄をかけてくださるshadow様の愛情などが、縄から伝ってくるように感じます。
縛り方のバリエーションはたくさんあるとのことですので、もしかしたら、かおるのようにたった1
回で知ったような感想を述べるのは生意気かもしれませんが、愛する方に縛っていただくことがどん
なにしあわせなことか、形や数量で表すことができたらいいのにと思います。
「擦っていく絶頂の100倍くらい気持ちがいいです」と申し上げましたら、
「100倍か? そりゃあすごいな」と言われましたね。
100倍かどうかはわかりませんけれど、「ほんとうの快感を知っていますか?」というshadow様のサ
イトのタイトルは、このことを言っていらっしゃるのではないかしらと思いました。
それと、今回もうひとつわかったことがあります。
かおるは、自分で自分を虐めても、ちっとも嬉しくないし、それはかおるの趣味ではないということです。
オナニーをしないわけではありませんが、基本的には自分でするのではなく、だれかにしていただき
たい、つまり調教していたくというか、愛する人のお心のままになりたいのです。
そういう点では主体性のあるマゾではありませんし、もしかしたら真性マゾでもないかもしれません。
でも、ご主人様であるshadow様がお望みになるなら、なんでも行います。
かおるはshadow様がかおるを見て喜んでくださることが嬉しいのです。
「かおるはなかなか会えないときに、がまんできないんじゃないか?弟子を紹介しようか?」
とおっしゃってくださいましたが、かおるはshadow様を愛しているのであって、調教していただくの
がだれでもいいということではございません。
でも、shadow様がお弟子様のためにかおるを差し出そうとお考えになるのでしたら、かおるはいつでも、
shadow様のお望みになるままにいたしたいと思います。
などと言いながらも、shadow様にSMショップに連れていっていただき、アナルパールではなく丸い玉が
4つついた「アナル4兄弟」と「アナル棒」を購入しました。
SMショップもはじめて行きましたが、バイブの種類がたくさんあることに驚きました。
いかがわしいとか、危なそうとか、そうしたイメージはないものの、ひとりではとても入ることはでき
ないでしょう。
興味深く見てはいるものの、神経がぴりぴりと張りつめて、息苦しく、shadow様がとなりで説明してく
ださるお声だけがかおるを支えてくださっておりました。
アナルの道具を買ったあと、地下鉄のトイレで挿入してこいと言われたときはかおるにとっては拷問でした。
「4兄弟」を入れたら濡れてきて、ショッピングモールを歩いているときは、お尻から4兄弟が出てき
てしまったらどうしようということと、どんどん濡れていって下着がびしょびしょになりそうというこ
とを悩みました。
感じてしまって声を出しそうになり、歩くたびに内部が刺激されるので、歩幅がとれません。
shadow様は、青ざめて(もしかしたら紅潮していたかもしれませんけれど)歩くかおるをどのようにご
らんになったでしょうか。
かおるは、お尻になにかを装着しているという快感以上に、shadow様にしっかりとしがみついて歩くこ
とが重要でした。
shadow様がいなくてはかおるは歩くことさえできない…そう思いますと、しがみつくshadow様のお腕が
頼もしく、ご主人様を愛し、愛されていることに感じてしまうのです。
カラオケボックスに入って、すぐに抜き出すお許しをいただくことができず、アナルに装着したままオ
ナニーをするよう、ご命令をいただいたときに、頭のなかは真っ白で、恥ずかしいとか、窓の外を誰か
が通りかかるのではないだろうかとか、そんなことを考える余裕もなく、言われるがままにオナニーを
いたしておりました。
かおるの頭のなかでは、shadow様のことばかりが浮かんでまいりました。
オナニーのあと、出していいというお許しをいただき、shadow様に見ていただきながら、ひとつひとつ、
数を数えながら引き出していくときの喜びを、なんと表現してよいでしょう。
shadow様にお願いしてひっぱっていただいた最後の1玉は、お尻の蕾を内側からぐるんと開くような感
じがいたしました。
そして、お尻とおまんこを拭いてくださってありがとうございました。
かおるは、shadow様に拭いていただく間も、感謝と快感でいっぱいでした。
昨夜はほとんど眠らずに抱いていただいたので、カラオケボックスのソファでshadow様がかおるの膝を
まくらに軽い寝息をたてられたときには、このうえない幸せに包まれ、これからもshadow様の愛奴とし
てお仕えする喜びに包まれておりました。
街を歩いているとき、ハイヒールで歩きにくいということもあり、かおるはずっとshadow様のお腕にし
がみついておりました。
「腕を組むのはいいが、手はつながないからな」と書かれていたのに、ちゃんと手もつないでくださっ
て、ほんとうに、ほんとうに、嬉しかったです。
shadow様の手は、空手をやっていらしたというのにちっともごつごつしていなくて、温かかったです。
調教ではなくただなんとなく街を歩いているというのは、ちょっと手持ちぶさたにお感じでしたか?
かおるは、ただごいっしょに歩くだけでも幸せでした。
こんなに「嬉しい」「幸せ」「感じる」を乱発していいのかと思いますけれど、ほんとうに、お会いし
た瞬間から最後の最後まで幸せだったのですから。
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一夜明けて、新しい月曜が始まりました。
かおるの手首には、もう縛っていただいた麻縄の跡はございませんけれど、よく目をこらすと、そこに
うっすらと残っているようにも思えます。
これまでかおるはshadow様のお心に触れさせていただいていたつもりでしたが、お会いして抱きしめて
いただき、はじめて本当に愛させていただく喜びと、愛していただいている実感を得ることができました。
「かおるはもう、ほかの奴隷の方たちに嫉妬はしません」と申しましたけれど、そのことに嘘はござい
ません。
とはいえ、街を歩いているときに「ここで知り合いに会ったら、一緒に連れていっていいか?」といわ
れたときには少しどきっといたしました。
お弟子様に差し出されたり、あるいはほかの愛奴の方たちに引き合わされたりしたときに、かおるは
shadow様がご満足できるように振る舞わなくてはいけないのだと、責任感のようなものを感じました。
shadow様、愛してくださってありがとうございます。
かおるはshadow様をずっとお慕いし、愛してまいりたいという奴隷誓約書をお渡しいたしましたが、
あの言葉に嘘偽りはなく、ずっとずっと、愛してまいります。
GWに再びshadow様の元へ行かせていただき、また麻縄をかけていただき、かおるはさらに変わるで
しょうか。
かおるがshadow様の麻縄で、どれほど感じているかということを、きちんとお伝えできないもどか
しさがございますが、これからもひとつひとつ、愛を育むように縄をかけていただきたいと存じます。
shadow様、ありがとうございました。
そして、愛しております。
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ヒナさんへ
かおるです。
先日は電話でお話させていただき、ありがとうございました。
また、はしたないところをお聞かせいたしまして、申し訳ございませんでした。
かおるはヒナさんのメール(ご主人様がサイトにアップされたもの)や日記を拝見して、
いつもヒナさんの感性や、自信に満ちたご様子を羨ましく感じます。
かおる自身、ご主人様にメールをはじめて出したときには手が震え、
背徳の行為をしているような罪悪感とともに「こんなにたくさんの女性たちが信頼を寄せられている
方なのだから」というような気持ちがあったように思えます。
また、プライベートでいろいろなことが重なっていたこともあり、大勢の男性にむちゃくちゃにされ
たという江里さんという女性のことが強烈にインプットされ、
かおる自身がそういう立場になるとか、実際にご主人様にお会いしてお手ほどきいただくとか、
そんなことにはたぶんならず、ネット上での気分転換というか、
気持ちの開放とか、そんな感じでおそるおそるメールを出しました。
それがこんなふうに、心だけでなく、身体もなにもかもお預けすることになり、
自分でも戸惑っていることは確かです。
かおるはもちろんそれなりにセックスの経験もあり、その気になればたぶん結婚してくれるであろう
人も何人かいなくはないのですが、だからこそ、
思いのままにならないご主人様に惹かれるのかもしれません。
最初、「大勢の男性に乱暴されたい」というメールを書いたときには、
遊び半分ではあるものの、半分は夢見ていたことでもあったかと思います。
でも、いまではそれはどうでもよくなって、いいことかどうかわかりませんけれど、
ご主人様のおもちゃにされていることが満足です。
かおるは単に淋しくて、ご主人様に触れていたいだけなのかもしれないと思うときがあるのですけれど、
いつもいつもそばにいないから、余計狂おしく、愛しく思えるのかもしれません。
ご主人様に触れる機会がないヒナさんに、こんなことを書いていいかどうかわかりませんけれど、
かおるはご主人様に縛っていただくのがこの上ない快感です。
まるでエステティックサロンでマッサージをしてもらっているときのような心地よさで、
知らず知らずのうちにうとうとしてきてしまうのです。
もちろん、くちゅくちゅしていただいたり、セックスしていただくことも気持ちがいいのですけれど、
縄の気持ちよさというのは格別です。
ですから、かおるにとっては、ご主人様のお縄はエステティックなのかも(笑)
今回は傷がたくさんついて(といってもご主人様のせいではなくて、かおる自身のせいなのですけれど)
今日も足の裏が痛くて歩くのが難儀なのですけれど、そうしたことのひとつひとつが、遠く離れている
ご主人様のおしるしのようでもあります。
かおるは、自分がそうであったにもかかわらず、遠く離れている人が(ヒナさんに限らず)
会ったこともない男性とセックスすることを夢見ているというのは、なんだか不思議な気がします。
そして、会ったばかりの女性たちを、ご主人様が公平に調教されようと考えていらっしゃるということも、
なんとなくわかるような、わからないような気持ちです。
かおるは正直なところ、かおるだけのご主人様になっていただきたいと思います。
けれど、だからといって朝から晩までかおるのことしか考えないような男性ではまったく魅力がないし、
つまり、かおる自身もcomplicateしているのです。
ヒナさんはご主人様にどうされるのがお望みですか?
お会いして、くちゅくちゅしていただきたい?
縛ったり、乱暴をしていただきたい?
ふつうの男性だったらしてくださらないような、恥ずかしいことをされてみたい?
乱れた姿をだれかに知っていただきたい?
それとも、かおるのように、ただただ愛していただきたい?
ヒナさんに直接メールを出したいとお願いしたものの、最初からこんなに長く、
とばしてしまってごめんなさい。
遠い国でひとりでがんばっているヒナさんをかおるも応援しています。
もしよければ、かおるにもメールを書いてください。
かおる
(注)ヒナとのメールですが、本人の了解により最初の一通のみ公開します。
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆
京都で久々にご主人様にお会いする。
改札口が見渡せるカフェで待ち合わせをしたのだけれど、
ご主人様が改札口出てくるのを見ていようと思って喫茶店の外で待っていたら携帯がなり
「おまえを見つけたぞ」と、ご主人様のお声。
なんとご主人様が先に着いていらっしゃったのだ。
「まるで女優がいるのかと思った」
ご主人様ったらぁ!
久々にお会いできて、嬉しい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今回かおるはご主人様用にボディーファンデーションを揃え、
ご主人様指定のショップから革の手枷と足枷をオーダーして、
撮影小道具としてのインポートのアクセサリーや衣装を揃えて・・・。
モデルになるのもなにかと支出がいる。
せめてアクセサリーや衣装くらいはレンタルでなんとかしたいとかも思うのだけれど
そうもいかず、毎回いろいろなものを用意して、使わなかったり、使えなかったりするととっても残念。
逆にフルに使えると「探した甲斐があった!」と嬉しくなる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今回特に思ったのだけれど、かおるは「モデル」というよりも、
ご主人様と対となる「クリエイター」であるように思える。
それは「調教」というよりもスタイリスト的な仕事であり、編集者であったりする。
「あの写真は写真ももちろんいいけれど、スタイリングがとてもいい」と誉めてくださった方がいて、
かおるはとても嬉しかった。
だから、撮影してもらうときも「ポーズをとる」というよりも「どんな絵になるだろうか」ということを考える。
「こんな絵になったら」と考えて、頭のなかにその絵が浮かぶと、なぜかそれを見ながらイってしまう。
ご主人様のカメラはデジカメなので、カシャカシャとは音がしないのだけれど、
研ぎ澄まされた神経のなかで、ジーカシャという、デジカメのシャッター音が響く。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
乳首に、ご主人様がピアスをつけてくださった。
痛いのに、とても感じる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
shadow撮影隊はいつも忙しい。
撮影用に化粧も(かおるにしては)しっかりとしなくてはいけないし、
コスチュームや小道具も揃えてポーズを考えなくてはいけない。
その間にTVモニターに写した画像をチェックしたり、準備も後片付けもたったふたりでしなくちゃいけない。
おまけに新製品とはいえ、C社のデジカメはリモートコントロールができるシャッターがないので、
なにかと不便だったりする。
「かおる、カメラがナナメになっているから直せ」とか言われても、
フレーミングができないかおる・・・。
「ご主人様、今度、アシスタントをつけましょうよ。お弟子様対象に荷物持ちを募集したら?」
「うーん・・・、そりゃあ、募集したら来るかもしれないけどなあ・・・」
「ご主人様はカメラマンとモデルと、どちらかをやるとしたら、どちらがいいですか?」
「そりゃあカメラマンだけどな、俺がふたりいれば一番いい」
かおるもそう思う。
ご主人様がふたりいたら、ひとりはかおる専属になっていただけるかもしれないのに。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ご主人様は昔、一眼レフカメラを持って「野外露出」の撮影をたくさんしたという。
「みんな、どのくらい脱ぐんですか」
「そりゃ、全部や」
でも、深夜の神戸の街角では、ご主人様はいたって慎重だった。
かおるのほうがどんどん脱いでしまって、ご主人様が「そのへんでやめとけ」とストップがかかったくらい。
かおるは「脱ぎたい」というのではなくて、
「このライティングだったら脱いだほうがきれい」と思ってしまうのだ。
あるビルの階段で寝ころがって撮影していただいたものは、ご主人様は3階くらいにいらしたので、
ポーズがいいのかどうか、シャッターが切れたのかどうか、わからない。
そのビルにはバーやレストランがあって、ときおり店の外に出て携帯をかける人の声がしたり、
ごくたまに人が歩いたりするのだけれど、ライトがきれいだった。
かおるはほんとうは足首と手首を縛ってもらいたかった。
それも全裸で。
全裸で、コンクリートの階段に縛られているのは「絵になる」と思った。
「脱ぐといっても、それは場所と時間というものがある」
結局は服を着たまま、手足も拘束されていない写真となったが、
遠く離れていて聞こえないはずのシャッター音が聞こえる気がした。
ファインダー越しのご主人様の視線を感じて、身体中が熱くなった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「おまえは俺を誉めすぎだ」とご主人様は笑う。
「おまえの文章を読んだら、どんなにステキな人だろうと思われてしまう」
「だって、ステキなんですもの・・・」
「俺が書かせてるって思われてないかな」
「だって、ほんとうのことなんだからしょうがないじゃないですか」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
帰宅途中、ナンパされた。
後ろから歩いてきた男性に「ねえ、どこか行くの?」と声をかけられた。
最初は自分だとわからなかったので、ずんずんと歩いていると、再度そばに来て、
「ねえ、ちょっと、どこか行かない?」と言われ、はじめて自分に声をかけられているとわかった。
休日のサラリーマンという感じで、たぶん30代後半くらいだろうか。
遊び人という感じではなく、もちろんスカウトでもなさそう。
「用事がありますから」
「用事ってなに?」
「えーと・・・ 明日のしたくとか・・・」
「ああ、そう・・・」
お茶でも食事でもなかったから、もしかしたらホテルでも誘われるところだったんだろうか?
両手に東急ハンズの紙袋を提げたボディコンのねーちゃんは、
みんなにどう映ってるんだろうかと思ったとたん「あら、XXさん(かおるの名字)」と女性の声がした。
「今日はいつもとイメージが全然違うじゃない?どうしたの?パーティー?」
近所のブティックのママさんだった。
そうか・・・パーティーねえ・・・。
男性と女性の視点は違うのかなあ(笑)
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