まず、手足を拘束できる程度のロープかバンダナなどを用意なさい。
それからもう一つ、清潔なフェイスタオルを1枚。
次に、目を閉じる。
出来れば椅子に座った状態で、2分あれば十分。
部屋の中では、何も音を出さずに息をひそめていること。
周囲の物音に耳を澄まし、両足をぎゅっと閉じること。
お腹のそこから、それまでの自分が崩壊していくはずだ。
ここまでは、着衣のままで結構。
さて、2分が経ちました。
目を開きなさい。
最初にすることは、目覚まし時計を30分後にセットしなさい。
音がうるさいようなら、携帯電話のアラームの設定でもいいかもしれない。
ご両親と同居なされているようなので、全裸になってベッドの中に潜りなさい。
次に、用意しておいた、自分を拘束できるもので、左右どちらか(片側)の足首と手首を
しっかり結びなさい。
片手と片足は自由ですが、身体の半身は前屈状態で拘束されている。
最後に、フェイスタオルを丸めて口の中に入れなさい(くれぐれも窒息しない程度に)。
すべての準備が整ったら、目を閉じて30秒そのままでいること。
この30秒で、みずきの自由の利いている手が、他人の手に変わっている。
その手で、身体中をやさしく撫で回しなさい。
決して目を開いてはいけない。
みずきの身体を撫で回している手は、ホームページを見ている大勢の人そのもの。
目を閉じているみずきを取り囲んで、大勢のサディストがみずきを見ている。
そして、みずきを撫で回している。
しかし、目覚まし(携帯)が鳴るまでは、決して潤っている秘密の扉に触れない。
お尻や胸、首筋から脇腹、足の先から付け根まで、まんべんなく撫で回しなさい。
最初はやさしく、だんだん荒々しく撫で回しなさい。
耳を澄まして、自分の肌がこすれ合う音を聞き続けなさい。
30分経過の合図が鳴ったら、サディストの手は、一斉にみずきの一番敏感な扉を押し開く。
自由奔放に手と指を動かすがいい。
身体の中を大きな波が襲ってきたら、その波に身体をゆだねなさい。
意識が覚醒してきたら、手足を結んでいたものを外し、口の中からタオルを取り出しなさい。
それから、ベッドの上に正座して、みずきを撫で回してくれた大勢のサディストたちに、
目を閉じて、「ありがとうございました」と、お礼を言うように。
あまりにも簡単で拍子抜けするかもしれないが、僕は想像力こそ、最大のM性だと思っている。
頭の中から、真のM女性に変身していただきたい。
これが、ささやかな贈り物。