31日
日曜日、久しぶりにダイエーに行ってきた。
何をしに行ったかというと、冬物の服を買ってきたのだ。
みなそれぞれにお気に入りのブランドや店があると思うが、俺にとってそれはエディー・バウアーであり、ダイエーである。
服といえばほぼ単色のものしか着ない。
柄モノのシャツなど持っていないし、文字が入っているようなのも着ない。
冬なら黒のVネックセーターにフライトジャケット、下はジーンズかレザーパンツといった具合だ。
まあ、何を着るにしても単色を組み合わせるというのが基本になっている。
ワッペンの付いた紺のジャケットでボタンは金...
俺がこんなの着たら、おそらく身体じゅうからじんましんが出るだろう。
エディー・バウアーはそんな俺の好みに合うシックな服が多いので好きだ。
もちろん、値段が手頃だということもある。
ダイエーはというと、これほどまでにじっくり服を選べる店を俺は他に知らない。
店員は一切寄ってこないし、試着だって何回もやり放題。
他店では一か八かの見切り発車ということも多々あるが、ダイエーでは心から納得して買える。
値段も非常に安く、気に入った品があったならとてもいい買い物になる。
そんなダイエーに以前から目を付けていた黒革のハーフコートがあった。
値段は38,000円なり。
それが優勝感謝セールの初日に行ってみたら10,000円の赤札が付いていたので迷わずに買った。
サイズが最後の一つだったのでラッキーだった。
で、すっかり嬉しくなって、家に帰ってさっそくファッションショーをやってみた。
上下ブラックレザーでキメるとかなりワイルドで気に入った。
ちなみに、俺の小学校の頃のあだ名がベイダーだったのだが(スター・ウォーズに出てくるダース・ベイダーの略)、それをふと思い出した。
24日
松田優作のDVDメモリアルボックスが発売されるという。
内容は「蘇る金狼」「野獣死すべし」「探偵物語」の三作品に加えて写真集が付く。
ファンにはたまらないだろう。
と言っても、俺は松田優作のファンではなく(もちろん、カッコいいし渋いとは思う)、むしろ大薮春彦のファンで、彼の原作がどういう風に映像化されているのかに興味がある。
「蘇る金狼」は一度深夜のTVで観たことがあるのだが、あまりにも昔でよく覚えていない。
「野獣死すべし」はまだ一度も観たことがない。
最近ではSMAPの香取慎吾が主役を張った「蘇る金狼」があまりにも期待外れだったので、松田優作演じる朝倉哲也は非常に楽しみだ。
このDVDボックス、写真集が付くのが初回限定だと言っていたような気がするので、どうせならと本日ディスクピアを覗いてみたかったが、結局それは叶わなかった。
次に行けるのは金曜あたりか。
一連の松田優作ブームで売り切れということも十分に考えられるな。
18日
近所に焼き肉屋がオープンした。
どの町に住んでも半径200m以内にある店は一度行かないと気が済まないので、「生ビール一杯100円」の張り紙があるうちに行ってやろうと財布を見れば現金が2,000円しかなかった。
銀行に降ろしに行くのも面倒くさく、かといって親に借りるのも気恥ずかしかったので、結局所持金2,000円のまま店に行くことにした。
焼き肉二皿と生ビール二杯ならこれで事足りるだろうという計算だ。
店の扉を開けると思った程に混雑はなく拍子抜けしたが、若い外国人男性三人がテーブル席で焼き肉を突ついているのが何だがおかしな風景だった。
この町に外国人がいるとは国際化も進んだもんだ...
そう思いながら彼らの隣のテーブルに着いた。
さて何を頼もうか?
壁のあちこちに貼ってあるメニューを見渡していると、突然彼らの中の一人が「OH、デジカーメ!!」と俺の胸元を指差した。
そのとき俺は、先日の雑記で紹介した買ったばかりのデジカメを首からぶら下げていたのだ。
どうリアクションすべきか考えているうちに、他の二人も「ビューティホー」とか「ワタシモモッテマス」とか言ってきた。
「I bought this、yesterday」 とガチガチの英語で答えると、「チョットミテモイイデスカ?」と訊いてきたので快く手渡し、いかにこれが素晴らしいデジカメであるかをスローな日本語で説明してやると「Come on、join us!!」という展開になった。
今でこそ英語の勉強はしていないが、大杉正明先生がNHKラジオ英会話の講師をしていたときは、そのキャラクターが好きでずっと番組を聞いていたので、まあ少しだが英語は話せる。
そんなわけで、席を移ると「I can speak English!!」と「L」の発音に気を使いつつ啖呵を切ってやった。
そこから会話は英語で、実際には言ってることの半分は分からなかったし、言いたいことの半分も言えなかったけれど、そこは酒の席であり特に支障はない。
しかし、アメリカ人はよく食べる。
生ビールはぱかぱか空けるし、肉の注文も四人前ずつドカッと頼む。
俺のペースが一番遅かったので、もっと食え食えと言ってくるが、それは途中から勘定が気になり箸の動きが鈍り始めたからで、胃袋のせいではない。
いくら生ビールが一杯百円でも割り勘にすれば、既に3,000円以上いっているのは間違いない。
やっぱ り銀行行っとけばよかった、しまったなあ...
そう思いつつ200円のキムチをあてにビールばかり飲んでいたが、いつしか外人特有の陽気な雰囲気のせいで、随分と気持ち良くなってきた、とまあ、要するに酔っぱらってきた。
すると肉が我慢できなくなって、自ら「塩タン四人前!!」などと注文する始末。
一人が「レーメン、ヨニンマエ!!」と言ったときも、会計にビビるどころか、「おっ、こいつ分かっとるやん」と余裕さえあった。
「I forget my wallet」これで何とかなるだろう。
家も近いし取りに返ればいい。
しかし幸運の神様はいるようで、近所に住む中学からの友人Aがその時ふらっと店に入ってきた。
外国人三人と焼き肉を食べている俺を見て驚いたようだが、金が足りないと言って五千円借りた。
結局、勘定が18,900円だったので、俺は4,500円払うと「マタネー」と彼らは去っていった。
友人Aは一人で来ていたので、俺は隣に着くことにした。
「なんや、やっぱりおまえもチェックしに来たんか!?」
「おまえも一人で来るんやったら誘えや!!」
「結婚してるやつはなかなか誘いにくいんや」
「そんなん、気にせんでええっちゅうねん」
「そうか。そりゃ すまんかった。俺もう腹いっぱいやからビールだけ飲んでるわ」
そう言いながらも、目の前でぱくぱく食われるとまた欲しくなるもので、結構食べさせてもらった。
ごちそうさま。
テッチャンが一番旨かったな。
また、何かの褒美のときに行こう。
16日
またデジカメを買った。
過去二台のデジカメは競合他機種との入念な比較により購入を決定したが、今回は衝動買いだ。
元はといえば日本橋にマザーボートを買いに行ったのだが、店頭でそのデジカメを見た瞬間に購入を決定した。
予想外の展開に俺自身驚いたが、その買い物には非常に満足している。
使い勝手は良好で、まさにこんなデジカメが欲しかった、という感じだ。
予備にもう一台買っておこうかと真剣に考えている。
笑うなかれ。
俺の愛用しているモバイルギアなど旧型の方が遙かにいい。
WindowsCeが導入されてからバッテリーの保ちが極端に悪くなったのだ。
旧型など一回の充電で二日は使えたが、新型は半日しか保たない。
外での活動が多い俺にはバッテリーの問題は深刻だ。
最近のデジカメはそこらで手に入らない電池を使うモデルが多いが、あの手も買う気がしない。
今回買ったデジカメはアルカリ単三電池二本で駆動するのでとても軽くて小さい。
ポケットに突っ込んでも、首にぶら下げても苦にならない。
電池の消耗を抑えるためか情報窓もない。
さすがに液晶ディスプレイは付いているが、これをOFFにすると電源が入っているかどうかもレンズの開閉を確認しなければ分からないという割り切りぶりも好きだ。
更にはズームもなく、省エネに気を使っている感じが伝わってくる。
どんなに高性能のカメラであれその場になければ何の意味もなさないので、当分はこれがメインデジカメの座に収まりそうだ。
12日
昨夜のボクシングは男気溢れるいい試合だった。
やはり格闘技は見るのもやるのも両方いい。
格闘技に全く興味がないという男の気がしれない。
そういえば、このサイトに参加している女性がグレイシー柔術のことをグレゴリー柔術と勘違いしていたようで、それを思い出しては笑ってしまう。
6日
ここのところ朝夕は毎日サンドイッチばかり食べている。
実家に帰った俺は、母が入院しているので、おやじと交代で食事を作っているが、二人共がオリンピックに夢中で食事に手を抜いているためだ。
かと言って、これは別にぼやいているわけではない。
冷えたビールとサンドイッチの美味しいこと。
いろいろなものを挿んでは食べたが、やはり一番はハムかソーセージだ。
ハムはそのままで、ソーセージは焼いて焦げ目を付けたものがいい。
パンは普通の食パンをトーストする。
よってサンドイッチというよりはホットサンドになるのかもしれないが、まあそんなことはどうでもいい。
生のままだとヘタはあまり美味しくないが、トーストしているので六甲ハムと非常に良く合い、むしろヘタの方が美味しいくらいだ。
今日はちょっと凝ってやろうとピクルスも買ってきたが、これが大正解でとたんに本格派の味になった。
昨日の夜はおやじが酒の肴に買ってきた蟹まで惜しげもなく大量に挿んで食ったが、あれも旨かった。
ピクルスを買うついでにミートボール、ローストビーフ、そしてツナ缶 を買っておいたので、明日の朝はどれを挟もうかと今からちょっと楽しみだったりする。
そんな俺はやはり幸せであり、そして小市民であると改めて実感。
それにしてもサンドイッチは飽きずに旨いな。
これならアウトドアのメニューに取り入れてもいいかもしれない。
今度ミナミに行ったら道具屋筋でホットサンド用のプレートも買おう。
5日
久しぶりにジュンク堂へ行った。
いつもの巡回ルートを順に進んで格闘技のコーナーに行くと、一冊の本が目についた。
タイトルは忘れたが、著者はガチンコファイトクラブの竹原コーチだ。
一躍時の人になったんだなと、先ずはプローフィールを見た。
プロの戦績は24勝1負、1度の防衛失敗でリングを降りたそうで、ちょっともったいなく思ったが、そこは本人にしか分からないドラマというものがあったのだろう。
意外だったのが、コーチ一筋かと思いきやイタリア料理の店を経営しているそうで、ああ見えて案外グルメなんだろうなと親近感がわく。
ちなみにその本には数ページのカラー写真があるのですが、学ランみたいなへんてこな服着てます。
あの人に似合うのは皮だよ、コーディネーターさん。
ファイトクラブはまた3もやるようだけど、もう1の時のようなインパクトはないだろうな。
2日
オリンピックが終わってしまった。
シドニーはいつになく素晴らしい大会だったと思う。
大阪にも来ればいいのに。
二週間仕事休んで毎日スタジアムだ。
けどワールドカップも日本でやるし、無理そうだな...。
そういえばワールドカップのチケット受付は昨日から始まっていたか?
どうやって申し込むのだろう?
早いとこ調べないといけない。
最初で最後のチャンスだろうし。
韓国と分散してしまったのが改めて悔やまれる。
翌月の雑記へ