28日
昨日は夜の11時から真田広之主演「助太刀屋助六」がBSで放送されており、見てみたのだが、最初の10分で情熱大陸にチャンネルを替えた。
土曜深夜、同じく真田広之主演「麻雀放浪記」が放送されていたが、見た人はいるだろうか?
その昔、彼女とホテルに入り、テレビを入れたらこの映画がやっていて、あんまり面白くて二人とも見入ってしまった・・・
という青春の思い出をさっ引いても、間違いなく日本映画の傑作である。
深くは語るまいがツンツン尖った加賀丈史、そして何より地味ながら存在感抜群である高品格の演技が際立っている。
俺同様に麻雀のことが全くわからなくても面白く見ることができるので、見たことがないという人には強く薦められる一本だ。
24日
K−1もあんな判定やってるようじゃプロボクシング界のような権威はいつまでも得られないだろう。
あれじゃあプロレスと同じエンターテイメントだ。
23日
昨日PRIDEがあったと思ったら今日はK−1か。
格闘技花盛りのようだ。
大晦日の視聴率を見てもK−1の方が人気は高いようだが、俺はPRIDE派だ。
しかし、会場で見て面白いのは立ち技の方で、グランドの試合はよほどリングサイドの席でないと何をやってるのかよくわからない。
大型モニターを見ればいいことなのだが、それではTV観戦と変わらない。
意地でも肉眼で見ようとするのだが、やはりよくわからない。
その点、最も会場で盛り上がれるのがプロレスで、TVで見るより数倍面白い。
今夜のK−1は作業しながら横目で見る程度のつもりだが、どうか俺の手を止めてもらいたいものだ。
22日
今年の花粉飛散量は昨年の30倍とか何とか報道されているが、その影響なのか、街では男女問わずやたらマスク姿の人が目に付く。
使い捨てらしいのだが、ちょっと鋭角な見ようによっては不気味なデザインで、薄明かりの夜道で前方から歩いて来られると昔流行った口裂け女をふと思い出す。
花粉大当たりの年なので今年から花粉症にかかる人も多いそうだが、俺もその一人にならないよう祈るのみだ。
21日
少し前のことだが、ある日帰宅したら家の新聞が毎日新聞から産経新聞に替わっていた。
親父に事情を訊くと、産経の方が安いので替えたとのこと。
で、この産経新聞が俺にはとても合うようだ。
以前の毎日新聞は番組欄と三面記事以外ほとんど読むことはなく、夕刊に至っては取るだけ損といった手つかずの状態だったが、産経になってからは朝夕刊ほぼ全ページ目を通すようになった。
紙面の内容がやわらかいので読み易く、よって興味深い記事を発見する機会も多くなる。
例えば先週の夕刊は、空襲の戦火を逃れて懐かしい街並みを残す空堀町や医大の進級試験に医学とは全く関係のない問題を出題する教授についての特集記事が続いた(注:学生の親の教授に対する非難の投書から始まった記事だが、最後には教授に多くの賛同が集まっていた)。
スポーツ面を見れば、全国紙では珍しく、明日放送がある格闘技イベントPRIDEについてのミルコの記事がある。
毎日載っている簡単レシピ料理の写真は必ずカラーで、まあ、とにかくめくっていて楽しい新聞だ。
新聞といえば朝日が一番とされているが、もしそのブランドイメージのみで購読してろくに読みもしないのなら一度産経に目を通してみるのもいいだろう。
17日
別に強がりで言うわけではないが、呪怨は全く怖くなかった。
白く化粧した人間が急に出てくるだけのビックリ映画ではないか。
見事なまでに期待外れ。
16日
俺が子供の頃はホラー系映画も随分テレビで流されていたが、放送コードが厳しくなって最近はこの手もめっきり減った。
特に海外ホラーなどほとんど目にしない。
昔のB級ホラーやSFなどは非常に味があっていいと思うのだが、スタローンやシュワルツェネッガーの同じ映画を何度も放送するくらいなら、昔のB級映画こそ取り上げてくれたらTVロードショーももっと楽しめると思うのだが。
さて今夜は夜9時から呪怨が放送されるが、いっちょ電気消して見てみようと思う。
15日
オペラ座の怪人を観たときの予告で知ったのだが、「Shall we dance?」がGWに日本公開だそうだ。
2,3年前にハリウッド化されるという話は新聞で読んでいたが、どうやら無事完成したようだ。
予告編を見る限り忠実にオリジナル版を再現しているようだが、主演は驚きのリチャード・ギアである。
ちょっと男前過ぎないか?
もう少しうらぶれている役者の方が良い。
アル・パ・チーノ版など渋そうだ。
とにかく、元が面白かったので外れることはないだろう。
興味ある一本ではある。
14日
サラ・ブライトマンのコンサートが4/19に大阪フェスティバルホールであるという朗報を知った。
昨年の城ホールから一年経たずしてまた生で聴けるとはファンとしては嬉しい限りだ。
今回はフルオーケストラバックのようなのでバリバリのクラシック路線だろう。
4/12は京都で行われる山崎まさよしのコンサートに行くので、4月はなかなか豪華だ。
枝雀で後悔しているので、桂米朝の高座も生で聞ける内に行きたいと思う。
10日
オペラ座の怪人を観てきた。
大いに感動した。
ただし俺の場合は以前からサラ・ブライトマンが歌うロンドン・オリジナルキャスト版のCDを聞き込んでいたので感動して当たり前だ。
ステージを観たことのない俺にとって、今まで頭の中の想像の産物でしかなかった情景が聞き馴染んだ歌と共に次から次へと実写として目の前に現れてくるのだ。
もうこれだけでクラクラしてくる。
しかもこの作品の映像美たるや半端ではない。
シャンデリアが吊り上がりパイプオルガンが鳴り響けば、そこからはもう絢爛豪華で妖しい世界にどっぷりと浸れる。
どれだけ好きになってもその気持ちを決して裏切らず十分に受け止めるだけの深い世界がオペラ座の怪人にはあるので、まだの人は是非公開期間中に音響の良い劇場へ足を運んだらと思う。
ところで昨日のサッカー北朝鮮戦は実に危なかったが、「どれだけ辛勝であれ、最後に勝つということは、やはり強いんです」と誰かが言った。
俺もそう思う。
8日
明日は休みを取ったので、美人画の美術展に行ってからオペラ座の怪人を観てくる。
これだけで夕方近くになるだろうから、後は好物のサバ棒寿司を土産にさっさと帰宅し、ビールでそれをつまみつつサッカーアジア予選の北朝鮮戦だ。
みんなも良い一日を。
7日
関東では天津飯にケチャップがかかっているんだってな。
オムライスに似ているからという発想だろうが、関西ではありえない話だし、下手すれば店主と喧嘩ものだ。
ただし、こっちでは意味もなく無駄にグリンピースが三つのっている。
二つでも四つでもなく、何故かどこでも三つだ。
あんは醤油、塩、甘酢の三種類が一般的だが、中華丼と同じ価格に設定している店も多く、具は卵だけなので割高感は否めない。
たまに作るが、俺にはあくまでおやつだな。
3日
職場にあった大スポを何気なくめくってみると、何でも今「えろぽん」というのが大ヒット中らしい。
要するに大人向きのがちゃぽん、昔風で言うところのガチャガチャだが、その題材が緊縛やら蝋燭やらの古めかしい和風のSMとなっている。
大スポ(東スポ)だけに大ヒットというのは眉唾だが、とにかく、見かけたら一個買ってみよう。
2日
俺の住む地域も数年振りの積雪となった。
普段は殺風景な近所の風景もいきなり雅やかだ。
珍しいというのもあるが、子供の頃と同様、いくつになっても雪が積もるとわくわくする。
けれども、大阪の積雪というのは綺麗なのは降っている間だけで、一旦雪が止んでしまうと人や車に踏まれまくって、あっと言う間にかき氷の最後をどす黒くしたような汚さになる。
京都も町屋のあるあたりは滅多に積もらないけれど、今日などは坪庭もさぞ美しい光景だろう。
今、切り絵で雪の風景を作っているのだが、ちょうどいい参考になった。
今日も得した一日だ。
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