31日
昔のアイドルをたまにテレビで見ることがあるが、南野陽子は未だ枯れてないな。未婚のようなので所帯やつれしてないということか、あるいは、他とは玉が違ったのか。
先日例によって阪神の試合を横目に絵を描こうと番組表見たら、NHK-BS、サンTV、読売TVの3局で中継をやっていた。関西ではたまにこういう日があるが、もうちょっとオリックスの試合も放送してやったらどうだ。あるいは他のスポーツなど。反面、巨人戦の中継はめっきり減ったな。昔はほぼ全試合見られたものだが、今は半分もないのではないか?中継の延長もなくなったし、昨日は試合よりも藤原紀香の披露宴ときたもんだ。時代も変わったな。
29日
お笑いの松本人志はいきなり監督で、更にはいきなりカンヌ。映画監督を目指して下積んでいる若者がこういうニュースを見ると内心どう思うのだろう。かなり道をショートカットされたようで面白くはあるまい。現場を知らぬくせに、パン棒で殴られた経験もないくせに、等々。けれども、早くに売れるというのも問題で、例えば歌にせよ小説にせよ一作目というのは長期間煮詰めたその集大成であって、それが大きく評価されたところで直ちに二作目が試されることになる。天才ならば下積んでなくても難なくそれをクリアする。例えばミスチルの桜井、例えば坂本龍一。ところが圧倒的多数である凡人の場合、下積みで地力を付けていないとコンスタントに75点以上が出てこない。世間はそう甘くないのでそのうち消えていくわけだ。CDシングル数枚出しただけで消えていくバンドのいかに多いこと。あまりに早く売れてしまうのも天才以外は却って不幸である。さて、今日も下積むか。
28日
コピーアンドペーストを逆にやってしまって書いた文章が全部消えた。これは書いたその時間を明らかにロスしたということなので腹が立つし、同じ文章をもう一度書くのは苦痛だ。このサイトにおいては今日の雑記やらメールは全部省く。
24日
亀田が勝った。昨日は夜中にひっそりと辰吉丈一郎のドキュメントがあったが、俺にはそっちの方が良かった。辰吉は未だ浪速のボクシングファンに愛され続けているが、亀田もそうなれればいいのに。昨日亀田が最も良かったのは試合よりも「おやじ、誕生日おめでとう」の一言だ。俺だって面と向かっておやじに言いたい。けど、無理なのだ。女は知らぬが、男なら皆同じはず。こういう一言がさらりと言える亀田家はやはり素晴らしい。どうせ次の誕生日も言葉では言えないので、例年の如くおやじが好きな焼酎一本プレゼントしよう。
22日
昨日日本テレビが横浜で行われたHumanAudioSponge(YMO)のコンサートを取り上げてくれたのはファンとしてとても嬉しかった。行きたくて行きたくて仕方がなかったのだけど、早々に模様が知れて無念は幾ばくか晴れた。しかしあれだな、自分が興味あるライブが関東限定というのはきつい。たまに、こういうのがあるのだ。そのくせ関西限定というのはほとんどない。
高橋真梨子の京都公演プレオーダーが当たった、が、どうも微妙な席。天満敦子の京都公演もきっと当たるだろう。後はミスチルの長居スタジアムだ。ミスチルは以前から興味あるのだが、プレオーダーが未だ一度も当たったことがなく、一般販売はどうせつながらないだろうと最初から買うのを諦めている。そろそろ当落の通知が来ると思うが、さて今回はどうだろう。
21日
俺の中学の同級生で陸上自衛隊の精鋭であるレインジャー部隊に配属されているやつがいるのだが、俺にとっては今や彼は英雄で、それは警察のSATやSITも同じこと。多少なりとも血の気のある男ならば特殊部隊という言葉に弱い。彼も突入して殉職したなら本望だろうが、流れ弾では死に切れまい。運の悪さも手伝ったが、やはり日本の警察は対応が甘い。アメリカならもっと早くに突入してるか、スナイパーが狙撃するだろう。きっとあれだろうな、本部のモニター前にいるキャリア指揮官の頭の中は「いかに自分の経歴に傷を付けぬよう事件を収束させるか」が重要課題で、よってだらだらだと時間が過ぎてしまったのではなかろうか。まあ、それ以前にたかだか復縁話のもつれで銃が出てくる方が恐ろしいが。些細な喧嘩や英雄的行為は過度に死の確率を高める時代になってしまった。気を付けねばならんが、かといって知らぬ振りばかりでは先日の列車レイプのような事件が起こる。まあ、事に当たるようなことになれば懐からのナイフはもはや当たり前だと思っておこう。
17日
ぼちぼちゴキブリの季節が来たようだ。小さいのがちょろちょろし始めた。2匹見たということはその影には200匹か。ううむ。蚊も出始めたようだが、この時期の青々としたやつはまだ世間慣れしてないので正面から叩き放題だ。これが後1月もすると裏を取ってくるようになる。夏も近いな。
15日
今日の事件も一昔前なら大騒ぎだが、「今の時代まあ、こういうこともあるだろう」、程度のものになってきた(注:母親頭部切断持ち込み自首事件)。もうどんな事件が起こっても不思議ではないね。いやはや。
14日
これを質素と言っていいのかどうかわからぬが、最近よく酒の肴にしている料理に「鴨ぬき」がある。鴨ぬきとは鴨なんばんから蕎麦を抜いたもので、要するに鴨汁だ。蕎麦屋では通の酒のあてとして抜き差しならぬ一品だそうだが、作り方は簡単。白ねぎのぶつ切りを焦げ目が付くまで軽く焼く。蕎麦つゆに白ねぎと適当に切った鴨肉を入れて煮込んだらできあがり。誰でも手間なくできる。ただし、火から放すタイミングにはちょっとこだわりがあって、鴨肉は煮すぎてはいけないそうだが、俺は鴨の脂がほぼ全て溶けるまで煮込む。鴨なんばん(鴨ぬき)の醍醐味は鴨肉そのものよりもむしろ鴨の甘い脂が溶け込んだ蕎麦つゆにある。脂が残っていると噛んでもぐにゅぐにゅと気持ちが悪いだけなので、これを溶かして絶妙な味の蕎麦つゆに仕上げるわけだ。日本酒もいいが、ビールにも合う。ただし、ウイスキーはだめだな。週に一度と言わず、三日に一度は食べたい。ちゅうか、今夜も食べたい。
10日
池波正太郎の時代小説を読んでいると面白い変化が現れる。その顕著な例が食事だ。小説には様々な料理が登場するのだが、いつしか江戸庶民の暮らしを体感したくて食卓でそれらを真似てみたくなってくるし、そのためのガイド本も出版されている。昨今の食卓事情からすればとても素朴で普段なら出されても全く物足りないような料理だが、小説で江戸の風情に感化されているとそれがとても美味しく食べられる。例えばうりとしその葉を塩で揉んだだけのもの、例えば豆腐を焼いて田楽味噌を塗ったもの、等々。美味とは素材や調理法、盛り付けや腹の空き具合で決まるものだと思っていたが、それ以前の問題として食べ手の精神が何より大切であるということを今回教わった。質素な料理で一杯やる幸せ。蕎麦屋酒もこの延長ということか?とにかく、酒飲みの方は池波正太郎の小説を是非試して頂きたい。
8日
山本一力「あかね空」を読んだとは先月の雑記で書いた通りだが、その後に池波正太郎を読んでいる。池波正太郎といえば俺は今まで食のエッセイ関係ばかり読んでいて、10代のときに何冊か小説の方を読んだことがあるけれども、その面白さがまだわからぬ子供だったのだろう2冊目を買うことはなかった。当時は吉川英治やらハヤカワの冒険ものばかり読んでいたな。で、今回あかね空を読んで何の違和感もなかったので、とりあえず本棚の奥深くに眠っていた剣客商売の第一巻を読んでみた。むむ、実に面白いではないか。俺もこれがわかるようになったのだな。
7日
さて、連休も明けて今日からまた日常だ。一日働けば連休ボケも抜ける。現実はいつまでも夢の中に居させてはくれないが、俺の場合日常も半ば夢の中、である。これを幸せと言わずして何と言おう。また今日からよろしく。
翌月の雑記へ