28日
JR岸辺付近の線路沿いには広大な敷地があって、以前は簡単に侵入できたので何かと思い出の多い場所なのだが、今年に入って何やら工事が始まったようだ。一体何ができるのだろうか?ヨドバシカメラ横の梅田西ヤード再開発計画については、NYのセントラルパークのような緑一杯の公園を是非とも作って欲しかったのだが、蓋を開けてみれば実に下らない案が採用された。何とも精神の貧しい人々よ。先日の東京旅行で有楽町から国会議事堂方面へ散歩してみたのだが、途中皇居の外苑ではマラソンをする人々あり、芝生に寝っ転がって読書する人々あり、のんびり散歩する人々ありと、そこはなかなか羨ましい空間だった。強いて大阪で言えば中之島公園ということになるが、梅田からはアクセスが悪過ぎる。もしも再開発計画であそこに巨大な緑の公園ができていたら、ヨドバシの買い物がてら都会のド真ん中にして自然の中でのんびり楽しめるではないか。素敵だと思わないか?と、今から俺が叫んだところでどうにもならぬが。
27日
8月なのに何だか涼しく感じるのは7月があまりにクソ暑過ぎたからか。既に近所では蝉の鳴き声が聞かれなくなった。決して快適な音とは言い難いが、この時期に聞こえないというのも寂しいものだ。今夏、ベンチで煙草を吸うときの為にお外でベープというのを買ってみた。半信半疑だったが、千円一枚試し買いということで使ってみれば、これが驚くほどに効果がる。おかげで今年蚊に刺された回数はまだ5回程だ。あまりに効果があったので畑仕事をしている親父にも一つあげたら、やはり効果絶大だったようで興奮の様子で帰ってきた。7月の野宿でも大いに重宝したが、外で蚊に悩まされている人には強く薦める。
26日
何だかんだ言って終わってみればいいオリンピックだったな。オリンピック期間中は俺も絵の制作は止めてTVの前でひたすら観戦するのが恒例となっている。四年に一度の二週間ちょいの休憩というわけだ。今回も旅行をはさんでのんびりと休養させてもらった。去年のいつ頃だったか、TVのニュースで中国主催の独自色を出すために今回麻雀が正式種目になると聞いて「そんな、あほな」と思ったものだが、始まってみればやはりそのような種目はどこにもなく、俺はエイプリルフールのおふざけのニュースでも見たのだろうか。決して夢ではなかったのだが。
25日
さて、冷凍庫に眠っていたねぶた漬けを食べ終えてしまったのでGWに行った北海道青森旅行の味の名残はこれで全てなくなってしまった。わずかに余韻を残すのはトワイライトエクスプレスのストラップとスポーツタオル、酸ヶ湯温泉で買ったバスタオル、青森駅前で買った弁当箱の4点だ。俺はこのどれもが気に入っているが、中でもわっぱの弁当箱がとても良い。日の丸弁当に黒ゴマをかけただけでこの弁当箱だとそれがとんでもなく美味そうに見える。和風のおかずでも盛れば上品な京風弁当といった風情だ。8,000円も出した値打ちが大いにあった。残念ながら今は夏真っ盛りなので使ってはいないが、秋以降職場の昼飯で重宝することになるだろう。ちなみに、ねぶた漬けというのは要するに松前漬けのことで北海道から津軽海峡渡って強引に名前が変えられた一品。例によってサンプル写真程には数の子が入っていなかったが、シャキシャキした歯触りと濃い味付けが美味しかった。白飯や五色納豆に良く合ったな。青森土産に南部せんべいもらうよりはこっちの方が余程嬉しい。
21日
朝、玄関のドアを開けると時折ゴツンと鈍い音がする。来たかと下を見れば、名も無き猫が家人の登場を待っているのである。「おまえ、尻をこっちにして待て」と毎度注意してから煮干しを与えると、頭を痛打された恨みもなしに「ふにゃ〜」とメスらしい鳴き声で一礼すると無心にかぶりつく。ちょこちょこ来るなら来るで俺も多少加減をしてドアを開けるのだが、続けて来たかと思えば2,3週間来ないときもありで、よって忘れた頃にゴツンとやるわけだ。小さな頭で扉一枚受け止めて結構痛いと思うのだが、それでもドアから離れたり尻を向けたりせず、顔を近づけて待つ姿を想像すればどこかけなげであり、ついつい煮干しを大盛りにしてしまう。
20日
7月8月と続けて東京へ行ったので随分と金を遣ってしまった。どの都市よりも金を遣ってしまうのはやはりそれだけ魅力的ということなんだろうが、おかげで9月の広島あるいは10月の名古屋のどちらかをカットしなければならないかもしれぬ。どちらかとすればやはり広島だろうか。6月に行ったばかりだから。けれども、広島市民球場の最期を見届けたいのだがな。新球場の小綺麗だが最高のつまらなさは今から容易に想像できる。俺は関西だからまだいいが、広島市民は本当に気の毒だ。名古屋へは「マティスとルオー展」を観に行きたい。この展は同じものを6月に広島で観たし、7、8月には東京でルオー没後50周年展を見たので、もうルオーはお腹いっぱいといえばお腹いっぱいなのだが、そもそも名古屋の土地に久しぶりに行ってみたい。安くて最高の常宿があるし、美味しいものがたくさんあるし、近鉄特急で行く二時間ののんびりした時間は俺のお気に入りだ。まあ、何だかんだ言って無理して両方行くかもしれないけど。
19日
今回東京旅行で食べたもの。
なんつっ亭・・・今回最も楽しみにしていた一杯だったが、真っ黒な見た目のインパクトとは裏腹に味は普通。
せたが屋・・・濃厚な魚貝スープは美味しかったが、やたらラードを入れ過ぎのギトギトしたラーメンだった。
ホープ軒・・・行ったのはもちろん千駄木にあるホープ軒だ。時代に取り残された感はあるが、ラーメンブームの遙か以前から関西にまでその名がとどろいていた店なので行けて嬉しかった。麺の太さには驚いたが、噂ほどヘビーな味ではなかった。
ラーメン二郎・・・あまり期待せずに食べに行ったが、なかなかどうして気に入った。軟派なラーメン屋が増えた昨今、ここはとても男っぽいラーメン屋だ。無料トッピングの追加次第ではノーマルとは同じ値段と思えない程の凄まじい一杯になる。ちなみに「野菜もりもり全部」と注文すれば、出てくるそれは最早ラーメンではなく丼に山盛られた野菜炒めと言った方が正しい。
駒形どぜう・・・入れ込みの座敷で食べる初めてのどじょう鍋。骨のまま味わう丸を注文。白ネギと共に割り下でさっと煮て七味と山椒をふって食べる。素朴で美味しい。俺はビールで食べたが、隣の夫婦はご飯を注文していて、どじょう鍋をおかずに食べる白飯の旨そうだったこと。次回は俺もご飯だ。江戸時代からの建物はまるでアトラクションのように楽しめた。
鰻前川・・・知る人ぞ知る鰻の名店。幸いにも二階の隅田川を見下ろす特等席で食べることができた。この席で池波正太郎も食べたのだろうかと思えば感慨もひとしお。一番安い昼の鰻丼ランチ2,600円を食べたが、いずも屋のそれと比べるのはヤボだろう。
大黒屋・・・浅草にある真っ黒けの江戸前天丼で有名な店。見た目のインパクトは相当だが、関西人の俺の口には正直合わない。尾張屋の天丼の方が俺には遙かに美味いな。
鰻色川・・・蕎麦好きの聖地浅草並木藪の近所にある小体な店。開店40分前に着けば俺が一番だったのだが、文庫を読んでいる内にあれよあれよの大行列。開店時には40人位はいただろうか。行列を見て諦める人多数。盆休みということもあるのだろうが、鰻の店であんな行列ができるとは驚きだ。その味は前川よりも美味しかった。
麺屋武蔵江戸きん・・・濃厚つけ麺なるものを注文。俺は結構あちこちラーメン屋を食べ歩いているが、文句なしに今までのベスト5に入る。美味しかった。
7日
一度食べてみたいもの・・・2,500円くらいするビーフシチュー及びタンシチュー、厚切りの塩タン焼き肉、プロ野球選手が行きそうな高級焼き肉、ステーキハウスの鉄板で食べるA5ランクのステーキ、現地で食べる関さばの刺身、アメリカで食べるホットドック・ハンバーガー・チリビーンズwithビール、台湾の屋台食べ歩き、
一度食べてみたいもの店編・・・神戸三宮A1のステーキ、すきやばし次郎の握り寿司、浅草前川の鰻重、浅草大黒の海老天丼、浅草みの屋の桜鍋(馬鍋)、なんつっ亭(ラーメン)、ホープ軒(ラーメン)、
夏休みは先月に続いて再びの東京行きが決定したので、二日目は浅草へ行くつもり。行列でなければ前川か大黒あたりで昼にする。ひょっとしたらその前に神谷バーでデンキブランと生ビールのチェイサーをやるかもしれない。休日の旅先だしいいだろう。なんつっ亭とホープ軒は初日に食べる。特にホープ軒はかなり以前から行きたかった店だが、なぜか今まで手つかずの店だ。ラーメンブームの遙か昔から関西にまでその名が響いていた店であり、とても楽しみにしている。浅草といえばヨシカミやリスボン、アリゾナキッチンも捨てがたいが、既に何度か食べているのでまたの機会にしようと思う。ちなみにチェイサーという飲み方を説明しておくと、ビールと何か強い酒をストレートでワンショット注文する。で、先ずはストレートを一口飲むと喉と胃が焼けるので、そこでビールを飲めば冷たさが増していっそう美味しくなるというわけだ。神谷バーほどチェイサーの似合う店はないと思う。バーといえども午前中から開いているので旅行者には実にありがたい。ちなみに俺は一階しか行かぬ。
次回更新は19日を予定しています。
6日
ダルビッシュ有は反則だな。天は二物を与えずと言うが、彼は一体何物あるのだ?人並み外れて恵まれた体格、人並み外れて恵まれた身体能力、人並み外れて恵まれたルックス。人間、この内のどれか一つでも天から与えられれば素晴らしいことだが、こうも揃うと反則と言いたくもなる。けれども俺は彼が好きだ。オリンピックでは最も活躍を期待している投手である。日本のエースなので初戦のキューバ戦はダルビッシュだろ?あるいは最大のライバルである韓国で投げるのか?いずれにせよ、TVの前から熱いエールを送りたい。よって野球中継の日の夜は全て予定を空けてある。個人的にはマー君の力投も見てみたいが、先発での出番はないかもしれない。そして頑張れ矢野、藤川。しかしまあ、こんなに燃えることのできる種目が次のオリンピックから消えるのは寂しいというか腹が立つ。
5日
まだ英語を知らぬ子供の頃、当たり前のように目にしていた商品名が大人になって随分違和感を感じるようになる。例えばジンジャーエールなど「生姜にエールを送ってどうすんねん」という感じだが、その筆頭はやはりコックローチに尽きる。造語かと思いきや、ゴキブリそのままの意味ではないか。コックローチエース等後ろに一言添えるならまだしも、ここまで来れば手抜きを通り越して潔よささえ感じる。この種の「一見造語、実は直訳」は意外に多い。昔ちょこちょこ飲んだBEERという商品名のビールはまだ製造されているのだろうか?
4日
親父が間借りしている畑は決して広くはないのだが、それでも夏野菜が二人では食べ切れない程に収穫されてくる。ありがたいことだ。そんな中にトウモロコシも含まれているが、俺はそれを生で食べる。とても甘くて美味しい。茹でれば更に甘みが増すとは思うが、やはり生はトウモロコシそのものの味をストレートに楽しめる。無農薬がわかりきっているからこその食べ方であるが、栽培者本人の親父は「よう生で食うの」と言うので、一度生で食べてみればいいと提案した。一口かじって親父は「む...」。以来二人ともトウモロコシは生でかじりついている。
翌月の雑記へ