24日
今日はクリスマスイブ、俺は家でワイン飲んでフライドチキン食べながらのんびり過ごす。
これはいわゆるシングルベルというやつなのだろうが、俺には心の余裕があるので、こんな一人のクリスマスでも十分に楽しい。
今週末、仕事を終えた翌日からの北陸旅行と既に決まっている来年の予定が楽しみでならない。
年末の旅行といえば、俺と親友の二人で行った伝説の旅行がある。
この話はもう過去に書いただろうか?
ある年の年末、何とか二日間確保して男二人でのんびり温泉とボタン鍋を楽しもうということになった。
向かったのは京都大原にある温泉旅館だ。
めったにない特別な旅行だったので、高級ワインでも飲もうと俺が2本ほど奮発して持っていった。
部屋に入るとひさしに積もった雪にワインを差し込んで天然の冷蔵庫とし、チーズも準備万端。
雪見の露天温泉を楽しみ、食前酒代わりにちょっと一杯楽しもうとワインを引っこ抜いた。
で、飲もうとしたら何とそのワインにはコルク栓があるではないか!
まあ、これは当たり前といえば当たり前のことだが、普段俺が飲むワインと言えば栓を捻って開けるような低価格なやつしか飲んでいなかったので、コルクのことなど全く頭になく、コルク抜きの準備をしていなかったのだ。
宿に頼めば何とかなるのだが、フロントに「アルコール類の持ち込みはご遠慮下さい」とでかでか貼ってあったので、結局宿の売店で地酒と漬け物を購入し、ワインボトルを眺めながら飲むはめになってしまった。
今となっては笑い話であり、いい思い出だ。
みなさん、今年も一年どうもありがとう。
そして、また来年もよろしく。
21日
STARWARSエピソード7、とても良かった。
あれこれ感想も書きたいところだが、年末年始にかけて観に行くという人も多いだろうから止めておく。
ただ一つだけ書きたいことがある。
この日、俺は不思議な光景に出会った。
普通、映画本編が終わってエンドロールが流れ出すと席を立ち始めるものだが、今作のSTARWARSはほぼ満席にも関わらずエンドロールが完全に終わって場内が明るくなるまで誰一人として席を立つ者がいなかった。
過去、映画を観るために劇場へは数知れず足を運んだが、こんな光景に出会ったのは人生始めてだ。
まあ、初日の初回ということで特別な上映枠であったことは間違いないが、地味ながらも凄いことだと思った。
劇場によっては日本では珍しい拍手喝采のスタンディングオベーションも見られたに違いない。
ただ、俺が観た劇場は郊外のシネコンだったので派手なことにはならなかったが、エンドロールの最後まで席を立たないというのがいかにも日本人風の心のスタンディングオベーションと言えよう。
大きなスクリーンで観られる内に3Dか4Dでもう一回か二回観ようと思う。
17日
楽しみだ、STARWARSの新作。
映画の封切りがここまで待ち遠しいのは実に久しぶりのこと。
初日の初回となる明日1830の席を取った。
その後はお気に入りのラーメン屋で一杯やるつもり。
007スペクターも楽しみにしていたのだが、若干すべった感が否めない。
というよりも代替わりした一作目のカジノロワイヤルが良過ぎたのだ。
歴代007作品の中でも確実にベスト3に入るだろう。
よって、その後の尻すぼみ感は一作目の出来の良さに反比例して仕方がないとも言える。
SWや007のように、こういう世界的な祭りになるような映画がもっと増えればいいのだがな。
この2作は俺がじじいになっても新作が出続けるだろう。
前評判の如何に関わらず、足腰が動く限り劇場まで足を運んで見続けたいと思う。
14日
俺が毎朝の気功と瞑想を日課にしているのは既に書いた通りだが、時間は通年同じなので、この時期なら日の出前から始めることになる。
当然寒く、息も白くなる、と言いたいところだが、先週末のそれは息が白くならないどころが、上着を脱いで半袖一枚で気功を始めても寒いとも何とも思わない。
一体日本の四季はこの先どうなっていくのか?
この日、大きな発見をした。
秋が終わる頃になると、朝いつもの場所に行くたびそこで聞こえる虫の音が少しづつ小さくなって、やがて夜明け前の、無音の、冷たい空気の、凛とした空間になる。
俺はてっきり虫たちが寒さにやられて少しずつ死んでゆくのだとばかり思っていた。
どうやら違ったようだ。
先週末、いつもの場所に着くとそこには虫たちの大合唱が再び始まっていた。
彼らは死んでなどいなかったのだ。
体力を温存するため、ただじっと餌のない冬を堪え忍んでいるだけなのだ。
静寂に包まれる冬の朝だが、そこには依然生命が溢れている。
これには感動した。
そうやって彼らの何割かは冬を越すのだろう。
この日ばかりは瞑想というよりもただ虫の音を楽しんだ。
10日
俺はスーパーへ行ったら毎回必ず鮮魚売場をチェックするのだが、柵で売られている刺身用のノルウェーサーモンで脂の乗りがいいのがあればつい手が伸びてしまう。
これを2cmくらいで厚切りの刺身にして日本酒と共に楽しむのが好きだ。これをやると何やらとても贅沢した気分になる。
それでも近場のスーパーでは脂の乗った部位の厚切りが概ね8切れ分で400〜500円くらいなので、たかだか生中一杯分程度に過ぎない。
やはり家飲みはいいな。
よくサラリーマンが地元の駅前の安居酒屋で一杯引っかけてから帰ることがあるようだが、俺にはあの心理が全く理解できない。
喉が乾いて仕方がないのか?
それとも家ではのんびりと飲めないのか?
いくら安居酒屋とはいえ1,2杯飲んで小鉢の一つも頼めば1,000円弱は要ると思うのだが?
そんな金があるならサーモン刺身かまぐろ刺身でも買って帰って厚切りで食う。
まあ、結婚の経験がない俺にはあまりごちゃごちゃ言う資格もないわけだが、少なくとも地元の駅前でわざわざ一杯引っかけてから帰るような家庭など持ちたいとは思わない。
7日
週末、再び蕎麦屋で昼間から一杯やろうと日本酒とざるを頼んだらコップ酒で出てきた。
なるほどな。
確かにこうなるだろう。
悪いのは俺であって店ではない。
その日、俺は日本酒を頼む際に「常温」と言わずに「冷や」と伝えたのだ。
常温と言えばおちょこと徳利が出てくるのだが、「冷や」と注文するとコップ酒で出てくることが多い。
この日俺は気付いたのだが、コップ酒で蕎麦を楽しんでも全く面白くないな。
蕎麦屋酒が楽しいのは、あくまでおちょこにチビチビ注ぎながら飲るからいいのだ。
次回からは間違っても「冷や」とは言うまい。
今年の大晦日はこの店で昼間から親父と蕎麦及び日本酒を楽しむことにしている。
食事の時間が全く合わないので毎年別々に年越し蕎麦を食べていたが、この店はかなり以前からある店なので、なぜ今まで親父に一声かけて誘わなかったのか今更ながら不思議に思う。
一年の締めくくりでもあるので、いつもよりちょっと贅沢して天ぷら蕎麦か天ざるでも注文しようと今から決めている。
更に奮発して出し巻き玉子も頼むか。
蕎麦屋における出汁の効いただし巻き玉子は実に旨い。
けれども、大晦日の混雑でだし巻き玉子を注文されては店にとって相当迷惑だろう。
ここは自重すべきか?
天ざるで一杯やった後は昼寝するか二度目の「STARWARS/フォースの覚醒」を観に行くかはその時の気分次第といったところ。
まあ、いずれにせよ例年の如くのんびりした大晦日が過ごせそうだ。
感謝。
3日
俺の密かな楽しみである月初めの恒例行事、Amazon今月のセール本チェック。
その中の「リベンジH」という一冊に目が止まった。
あらすじを読んでみれば、大人に成長して郷里に帰った主人公がその美貌とセックステクを武器に昔自分をいじめた人物へ復習していくというエロサスペンス漫画らしい。
何やら面白そうではないか。
その第一巻が特価で199円とある。
ついクリックしそうになったが、面白かったら面白かったで二巻目以降も買うはめになり、面白くなかったらなかったでたとえ少額とはいえ捨て金になる。
この漫画の面白さを新たに発見したところで俺の人生にとって特にプラスになるとも思えない。
せいぜいスケベ心を源泉としたエロ好奇心が解消されるだけのこと。
よって、どちらに転んでもあまり良い買い物とはいえないのでクリックするのを止めた。
それにしても今月の特価本が467冊とは凄いな、Amazon。
いつもは100冊なんだが。
クリスマスプレゼントということか?