28日
「山怪」という本が読みたいのだが、なかなかkindleの購入ボタンを押せないでいる。というのも、俺は毎年一度は人里離れた山奥で一人星空を眺めながら寝るので、その時に本の内容を思い出すのは危険だからだ。自然に包まれた野宿は本当に楽しいのだが、唯一の楽しくない例外が怪奇現象である。ひとたびこれが発生すると夜明けまでの時間が文字通り地獄になる。実際、夜中には得体の知れない音がよく鳴るのだ。聞こえていても聞こえていない、あるいは、どうせ何かの野生動物だろ...そんな心持ちで受け流すことができれば別にどうってことはないのだが、その音がトリガーとなって次々考えてはならない方面のことを考えてしまう、ということもままある。一旦そうなるとなかなか思考を修正できず、辺りの真っ暗闇は恐怖以外の何ものでもない。俺の野宿はランタンさえ装備しないので、焚き火が消えたら月明かりがあるのみ。そういうわけで山怪はトリガーを誘発してしまう極めて危険な一冊なのだ。だからずっと買えずにいる。かといってバリバリのホラー系ではなく、レビューによればマタギの不思議話であったりと現代の遠野物語風のようで、そこがまさに気になる点でもあるのだが。ちなみに、俺がずっと以前から山怪を欲しいリストに入れているせいなのか、kindleのトップページにおいて・・・・様におすすめの一冊「赤いヤッケの男」の不気味な表紙絵がしばしば表示される。これ、タイトルからして完全にホラーやろ?俺がこんな本を絶対に買うわけがない。正直これ表示されるたびにうざいんだが、Amazonさん。
さて、連休の始まりだ。とりあえず初日は京都で青山繁治氏の講演を聞いてからそのまま夜の街へ一人出かけるつもり。寿司か中華か、はたまた粉もんか?あまり知られていない事実だが、京都は大阪に負けず劣らず粉もん文化の発達した街である。次回更新はGW明け9日の予定。
25日
昨日、定期巡回にてジュンク堂茶屋町店及びloftその他に行って来た。例によっていくつかの発見があったが、昨日はloftで行われていた「大ラジカセ展」にて懐かしくも新鮮な感動を味わってきた。「大ラジカセ展」とは巨大なラジカセばかりを集めたラジカセ展という意味ではなく、巨大ラジカセのコーナーもあるのだが、とにかく昔のラジカセをずらっと並べた展示会である。俺にとってラジカセはあまりに普通のモノであったので、そもそもラジカセが芸術的鑑賞の対象になるということ自体が新鮮な感動だった。「展示物には手を触れないで下さい」とあり、完全にアート作品のような扱いだ。ずらっと並んだそれらを見ると、確かにいろいろな顔があって面白い。残念ながら俺が愛用していたラジカセはなかったが、そこにあるのは当時どこの家でも普通に存在したラジカセたちであり、CDの登場でゴミとして捨てられた運命のラジカセも今ではこうして収集家まで登場しているのだ。俺の世代、ラジカセは必須アイテムであり、今で言えばスマホ並になくてはならない存在だった。そんな当時の甘酸っぱい青春のあれこれを思い出させるに十分な展示群だ。まさか君たちがアート作品になろうとはな。更に驚いたのはイマドキのミュージシャンの中にはわざわざカセットで新譜を発売する例も増えているらしい。レコードが人気急上昇で、レコード針の生産が追いつかない、そんな話は聞いたことがあるが、まさかカセットまで復活するとは驚きだ。なぜにカセットまで?レトロ感か?リアルタイムでCD移行を体験した俺にとっては理解し難いものがある。それとも何か、カセットはカセットでも、デジタル仕様のカセットのことか?いずれにせよ、イジェクトボタン押してカセット挿入して再生ボタン...というのはレコード同様、「俺、今から音楽聴きます!」といった少し面倒を感じつつもどこか儀式めいたものがある。フィルム写真同様、デジタルがあまりに便利になり過ぎた反動でこのような懐古現象が起こるのということなのか。映画の世界でも最近はフィルム撮影らしいしな。映像のデジタル化を一気に加速したSTARWARSさえ最新作はフィルムで撮影された。こういう流れが続くのであれば、いずれ人と人との繋がりもアナログ的なものに回帰していくのか?今のところその気配は全くないようだが。
21日
結局はプラスマイナスゼロ、これは俺の生きる上での指針の一つだ。楽あれば苦あり、苦あれば楽あり...俺が胸襟を開いた相手に対してこういう話をすると「では苦労苦労の連続で死んでいった人はどうなのか?」という反論が必ず返ってくる。けれども、それは人はこの世の一生が全てであるという発想によるもので、死んだ後の事が全く考慮されていない。苦労苦労の連続で(傍目からは惨めに)死んで行った人というのは、次のステージではプラスマイナスゼロの原則により正の対価を受け取ることになる。で、今回俺は何が言いたいのかと言えば、日々少しづつでも小さな損を積み重ねておけば、それが将来における幸せ貯金になるということだ。死後の魂の時間は永いので、お金を貯めるよりもよほど大切なことである。その一例として俺が行っているのが、スーパーで豆腐や牛乳を買う際、なるべく古い物から買うということ。もったいないの精神に賛同しながらいざ自分の買い物では最も新しい商品をわざわざより分けて買う、これでは話にならない。微力だが、フードロスも減るので一石二鳥だ。断言するが、売り物として並んでいる商品であれば古い豆腐と新しい豆腐を食べ比べたところで誰にもわからない。だから、これほど積極的に損すべき良いチャンスもなかなかない、というのが俺の考えだ。そうやって誰も買いたがらない古い豆腐を買い、日々得を積む。ぜひやったらいいと思う。もう一点、コンビニのレジには必ず募金箱が置いてある。そこに釣りの1円玉を入れるのは俺の長年の習慣だ。だから何だと言われれば答えにくいが、要するに何事も与えてこそ入ってくる。だから、俺の収入は大したことないが、今まで金に不自由したことがない。少しでいいから日々損して日々与える。当サイトをご覧のM女には明日から古い豆腐を買うことを強くすすめる。ただし、便宜上俺はその行為を幸せ貯金と称して説明したが、そんなことさえ忘れる。見返りなど求めず、無心に古い豆腐を買い、一円玉を募金箱に入れる、ただそれだけのことだ。
18日
俺は自分で作るスペアリブが大好きなのだが「これは旨い!」と思っても、毎回適当に作っているので二度と同じ味は再現できない。ウスターソースorトンカツソース、醤油、はちみつ、おろしニンニク、日本酒orワインは必ず入れるが量は適当。その他はその日の気分で次々放り込んで味を複雑にする。ピザソース、チリパウダー、オイスターソース、ガラムマサラ、ポン酢、ジャム...。味の決め手はウスターソースだと思われる。これとハチミツ、ニンニクさえ入れておけばとりあえず何とか最低限の味にはなる。スペアリブは食べ応えがある割に安価なので重宝している。ジップロックで混ぜ込んで一晩置けばいいだけなので調理も簡単だ。俺が家でがっつり肉を食べなったら迷わずこれだ。分厚いそれを肉汁ダラダラ滴らせながら噛み切るのがたまらない。今週末もまた食べるつもり。
14日
俺は甘いものはあまり積極的に口にはしないのだが、何故だか昔からドーナツだけは例外のようだ。どうしてだろう?と遡るに、まだ母が健在の頃、仕事帰りにちょくちょく不二家のドーナツを買ってきてくれていた。若き日の俺はドーナツが食べたいというよりも、単に腹が減っているという理由でそれを食べた。そんなことを繰り返している内に、いつしかドーナツが好きになったように思われる。だからといって、ドーナツがなかったらなかったで全然構わない。たまに疲れたときに食べたく程度だ。それが近頃、コンビニでもミスド風のドーナツが置かれるようになったので、俺のドーナツ摂取量が明らかに増えた。買い物のついでに、つい一つ二つ買ってしまう。俺にとってコンビニド−ナツはありがた迷惑である。多くはレジ横に旨そうに陳列されているので必ず視界に入るため、コンビニの支払い時に毎回俺の精神力が試されることになるのだ。そんな俺の一番のお気に入りコンビニドーナツはファミリーマートの袋入りストロベリードーナツだ。これが完全に俺のツボにはまってしまった。週に1,2個は食べていると思う。ところが先日、難波で食事をした後にふとそれが食べたくなったのでファミマを2軒回ってみたが、他のドーナツはどれも豊富にあるというのにストロベリーだけがない。かといって、そこだけ棚が空いていて売り切れたという様子でもなさそうだ。ひょっとしてあれば地区限定販売なのか?だとすればさっさと全国販売すべきだ。俺が好んで食べるくらいなのだから人気商品になること間違いなしだ。それとも、並べれば直ぐに店頭から消えるようなヒット商品なのだろうか。とにかく、ドーナツ好きには一度すすめたい。
注:俺の地元でも完全に姿を消してしまった。どうやら季節商品だったようだ。
11日
今年のGWは昨年と同じく東京へ行くことになった。というのも、セレブM人妻が住むタワーマンションのゲストルームに格安で泊まれることになったからだ。このような宿泊施設に泊まるのは俺にとって始めての体験になる。さて、今年は何処へ遊びに出ようか?毎度の渋谷駅の岡本太郎の壁画を見に行く以外は特に決めていないが、まあ、中華好きなので横浜には行くだろう。天丼や蕎麦は去年食べたので、浅草はもういいか。いや、神谷バーの電気ブランビールチェイサーと煮込みの組み合わせも捨てがたい。ほろ酔いでスカイツリーを見上げながら、江戸時代の捕り物に思いを馳せつつ本所の方までぶらぶらするのは俺の好きな散歩コースだ。両国の江戸東京博物館に着く頃にはすっかり酔いも覚めている。あそこのジオラマの数々は何度見ても楽しい。あちこち食べ歩きも捨てがたいが、GWなので老舗名店はどこも混雑必至だ。よって店の面構えを見ての直感で突撃することになるが、俺は注文したものは残さないので外した時のダメージがでかい。昨年、新宿思い出横町にある鰻串焼き専門店「兜」の後に食べた同横町の激安掻き揚げ蕎麦に痛く感心したので、あれをぜひもう一度食べてみたい。新橋の「まこちゃん」にもどうせ行くのだろうな。大阪にも焼きトンの店がポツポツと出店し始めたが、まだまだ本場のそれとはレベルが違う。移転前の築地の賑わいも最後に思い出として焼き付けておきたい。関西人の俺でさえ残念なのだから、地元の人々の心中は察するに余りある。こうやって挙げていけば、既に食事の半分くらいは決まっているかもな。まあ、せっかくなのでいろいろ考えてみたい。
4日
人生一度はやってみたいが未だ実現していないことの一つに、俺の好物である日清焼きそばUFOを何杯まで食べられるか?というのがある。予算的には1,000円も要らないのでいつでも実現できそうなものだが、それはちょっと違う。というのも、俺のカップ焼きそばの作り方にはいささかこだわりがあって、次々湯を注いで湯切りすればそれで出来上がり、というわけにはいかないのだ。一体どういう作り方をしているのかと言えば、UFOであれば熱湯三分のところを二分で湯切りする。そして電子レンジで1分加熱。こうすると麺の触感が全く違ってくる。一度やってみ。どんなに鈍感な人でも明らかにその違いがわかるくらいに変化する。俺は間を空けずに次々と食べ続けたいので、この作り方であれば一人では無理なのだ。ちゅうか、普通の作り方でも湯切りが必要な時点で無理かもしれない。そんなわけで、そのうちやってみたいと思いつつも既に30年以上経過している。まあ、いつかは。好物なので10杯くらいは食えそうな気もするが、腹が膨れるというよりも化学調味料で気分が悪くなるかもしれない。俺はチキンラーメンなら一杯食べただけで気分が悪くなるので、いつしか全く食べなくなった。どんべえや緑のたぬきではそうはならないので、ときどき夕食の〆に食べることがある。北海道で人気の焼きそば弁当は湯切りの湯で付属スープを作ることを推奨しているが、これは止めた方がいい。スープは飲まずに捨てるか、欲しいなら普通に沸かした湯を使うべきだな。
1日
今夏の盆休み、「shadowと行く台北2泊3日SMとグルメの旅」を8月13〜15日に実施する。夜はホテルのスイートでSMを含めた乱交騒ぎをやるので、参加者はそのつもりで。男は俺一人のみ。昼間は自由行動も良し、俺とオススメの店やスポットを一緒に巡るも良し、好きに過ごせばいい。夕食は俺が気に入っている屋台をハシゴする。希望者は「ツアー参加希望」のタイトルでメールされたい。
土産や小遣い以外の飲食費宿泊費等全て込みで一人2万円。8月13日午前に関西国際空港で待ち合わせるが、関西以外からの参加者は現地ホテルにての合流でも構わない。参加資格は未成年を除くM女性であること。先着10名で締め切り。以上。