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30日

最終日の新幹線発車時刻前、少々早めに東京駅へ出てあちこち散策してみた。駅中の充実振りはさすが大東京だ。中でも特に羨ましく思うのは駅弁ショップでの買い物のしやすさと(店舗名こそ崎陽軒とはなっていないが)崎陽軒の常設店があること。新大阪駅中にも駅弁ショップはあるが東京駅のように自由に手にとってカゴに入れるようなスタイルではなく、列に並んでガラスケースから選ぶスタイルなので買い物が面白くない。東京人はいつでも東京駅で崎陽軒のシウマイが買えるのが羨ましい。シウマイ弁当はたまに食えればそれでいいが、昔ながらのシウマイ単品の方は月に一度くらいは食べたいものだ。反対に、大阪では特に並ぶこともなく普通に買える551の豚まんが東京の催事では大行列だと聞く。しかしながら、俺にとって551の豚まんはあくまでおやつであって崎陽軒のシウマイのようにおかずにもならなければ酒のアテにもならない。しかも、おやつにしてはやたらと腹持ちがいいのでとても中途半端な存在である。俺は関西人ながら551vs崎陽軒では崎陽軒に軍配を挙げたい。そんなわけで東京駅で買ったのは昔ながらのシウマイ1個、シウマイ弁当2個、深川めし2個。東京駅では日本全国の駅弁が旨そうに並んでいるが、結局いつも買うのはこの2種類。牛肉系や牛タン系も人気があるようだが、冷めた肉を食べたいとも思わない。美味しいのか?まあ、冷めても美味しいように作ってはいるのだろうが、やはり肉は焼きたてこそ食べたい。深川めしには二種あるのだが、俺が好きなのはあさり混ぜ込みタイプの方。こっちにはハゼの甘露煮まで付いているしな。その分50円割高だが、ただでさえ旅先というのは金銭感覚が麻痺するものだし、土産の駅弁代たかだか50円をケチる気にもならん。ちなみにハゼ入り950円の方は新幹線ホームの改札内でしか買えないので注意されたい。かなりの人気駅弁のようなので、東京駅に着いたら先ず新幹線の改札を出る前に売店にて取り置きの予約を入れておくのが望ましい。

27日

大阪がどて焼きならば東京は煮込みということになるが、どちらが好きかと言えば、俺は根っからの大阪人ながら煮込みの方が圧倒的に好きだ。いかんせんどて焼きは味がしつこいというか濃い。それでいて突き出しのような感覚で最初に食べることが多いのだが、それであればあっさり味の煮込みの方が後の料理に対する影響も少なくて良い。だから俺はどて焼きなど頼まない。唯一の例外は、わざわざ遠方からSMを体験しに来たM女性を俺なりのOMOTENASHIとして大阪名物の串かつ屋に連れていった時に注文する程度だ。確かにどて焼きは大阪名物かもしれないが、案外地元民は食べていない。その点、東京の煮込みは皆から愛されているイメージが俺にはある。居酒屋に着席したらとりあえずこの一品的な存在ではないだろうか?大阪では「とりあえずどて焼き一つ!」とはならない。残念ながら大阪には煮込みのようなイチロー級のリードオフマンがいない。よって、最初の注文は枝豆やら唐揚げやら各自てんでばらばらだ。俺がいつも煮込みを食べるのは新橋のまこちゃん。この店は俺の東京旅行には絶対に欠かせない。席に着いたらホッピーセット、焼きトンの5本セット、豆腐入り煮込み、ガツ刺しor小袋刺しを頼む。こうしておけば、日にもよるが概ね煮込みと刺しを食べ終えた頃にちょうど串が運ばれてくる。中でもシロとレバーが大好きで、いつも2本づつお代わりする。タレとカラシをたっぷり付けて食べると酒が進んで仕方がない。これで3,4杯飲んで会計はいつも4,000円まで。全く素晴らしい店だ。GWに2回行ったが、早くもまた行きたくなっている。

23日

当サイトでは政治的なことについては極力触れないようにしてきたが、今日はその禁を犯すことにする。国士という言葉に思いを馳せた時、俺の頭に真っ先に思い浮かぶのが青山繁治氏だ。先日のニュースで心底驚いたが、そんな氏が今回の参院選に出馬するという。名誉や立身出世のたの立候補でないことは氏を知っている誰もが理解している。この国を思い、わざわざやりたくもない政治の世界に敢えて飛び込むのだ。別に氏に投票してくれとかそんな話ではないので勘違いなきように。けれども、今の日本にこんな人がいることだけは知ってもらいたいと氏の活動を応援する者の一人として切に思う。

20日

何の拍子なのか、やたらと当サイトからの新規メールが重なることがある。昨日がそんな一日だった。誰かに話を聞いて欲しかった、相談、ファンレター?、調教依頼等々...数えてみれば14通。そんな日は決まって週末だ。週末は単純に訪問者が増える。更に今は梅雨なので、家であちこちのサイトを見ていたらたまたま俺のサイトを発見した、あるいは、少々時間があるので俺にメールでも送ってみようか...そんなところか。ありがたいことだ。とはいえ、直ぐに全て返信というわけにもいかないので少しだけ待ってもらいたい。返事は必ず書く。
メールの着信がジャンジャン入る携帯の振動をポケットに感じながら昨日俺は梅田の街にいた。「貞子vs伽椰子(かやこ)」の映画ポスターが目に入った。かや子という名の女性の「あたしゃ、ホラーかいっ!」という突っ込みが聞こえてきそうだ。インディペンス・デイの続編が来月にあるのだな。これは観に行こう。俺が週末に映画を観るときのコースはざっとこんな具合だ...先ずルクア地下にある赤白で開店11時から女性に混じって洋風おでんとビールを2,3杯。うら若き女性や大阪マダムがここまで堂々と昼酒を楽しんでいる姿を最初に目にした時は驚いたものだが、今ではすっかり慣れた。次に同フロアにある旧ヤム鉄道のスパイスカレーか銀座天一の江戸前天丼、あるいは10階にある大山のもつ鍋定食を食べてからステーションシネマで映画鑑賞。映画の後はニュージャパンサウナか茶屋町ジュンク堂かスパワールド。そして、晩飯は寿司、焼き肉、焼き鳥、中華料理...。普段忙しければ忙しい程にこのような休日が光り輝く。さて、今週も頑張ろう。

16日

サイト閲覧者の女性から「最近、私も古い食品を買うようにしています」といったメッセージをちょこちょこもらう。とても良いことだと思う。人生平均化の法則とでも言おうか、幸せはいつまでも続かないし、また、不幸もいつまでも続かない。結局はプラスマイナスゼロ。もしも誰かがどちらかに偏って見えるのであれば、それはその人の上辺だけしか見ていないから。だから、損する良い機会があれば積極的に損しようというのが俺の考えだ。古い豆腐や牛乳を買うなど、まさに絶好の機会。フードロスを減らす一方で損貯金(=幸せ貯金)を貯めることができる。そういうことを続けていればいつしか無意識にできるようになる。見返りを求める内は残念ながら貯金は貯まらない。当サイトをご覧の方々は、何か身の回りで楽しく損ができることがないか、いろいろ考えてみたらいいと思う。

13日

今回、旅の最後に食べたのは東京駅ラーメンストリートにある「六厘舎」のつけ麺。以前、阪急百貨店「東京うまいもん市」で一度食べたことがあるが、催事はあくまで催事であって、これを以て六厘舎を食べたという気にはなれなかった。東京駅六厘舎ならば本店ではないが俺の舌も文句はあるまい。で、結果、美味しいのは美味しかったが、わざわざ旅先で食べるものでもなかった。むしろ以前催事で食べたやつの方が柚子が効いていて個性があったが、東京駅店で食べたそれは三田製麺所とそう変わるものではない。こんなことなら根岸の厚切り牛タン定食にでもしておけばよかった。旅先での一食は貴重だからな。旅先で普段いつでも食べられるようなものを食べることほど馬鹿らしいこともない。まあ、これも勉強だ。一度目は仕方がない。決して悪くはないのだが、もう六厘舎へは行かないだろう。上野御徒町で視界に入った麺や武蔵のつけ麺専門店もとても気になったのだが、六厘舎同様こっちも行ったところで一緒だっただろうか?けれども、こうして今でも気になる時点でやはり行くべきだったのかもしれない。迷ったら行け、普段ならもちろん突撃するのだが、俺は基本残すということをしないので、つけ麺は外した時の胃へのダメージが相当でかい。東京は俺にとってあまりに気になる店が多過ぎる。そういう意味においては一度は住んで納得行くまで食い倒すのもありかもしれない。

9日

関西ではしつこいくらいのCM攻勢も一段落付いたライザップだが、東京ではラウザップゴルフなるものがあるのだな。しかも結構派手に宣伝している。売り言葉は「スコアにコミットするライザップゴルフ!」だそうだ。車内吊り広告では「ゴルフってこんなに楽しかったんだ!」とのコピーまである。あんた、苦痛でゴルフやっとるんか?なら最初からやらんかったらええのに、とも思うが、付き合いや接待等々でそうもいかない人種もいるのだろう。幸い俺はそんな付き合いも仕事もしていないので、この先一生ゴルフとは無縁だろう。そんな金があるのなら何か美味しいものでも食べにいく。健康にいいと言うが、ならば緑の豊かな場所をのんびり散歩する方がいい。ゴルフもやったらやったで面白いのだろうが、面白いことなら他にもたくさんある。ちゅうか、趣味がSMというわけでもないが、SMより面白いものがこの世にあるとすればそれは唯一仕事のみで、それ以外に一体何があるというのかね?

6日

今回の東京旅行では寿司屋ではなく鮨屋と表現できるような店に初めて行った。正確に言えばセレブ人妻に招待してもらったのだが、その初体験は俺のイメージとは大きく異なるものだった。まあ、何事もそんなもんか。店に入るとドリンクの品書き以外には5,000円のコースと8,000円のコースの二つがあるのみ。俺は8,000円のコース、セレブ人妻は5,000円のコースにしたのだが、総括すれば、いずれのコースも鮨は最後の〆といった具合で、そこに至るまでの一品料理がとても充実していた。決して少なくない量の刺身まであったので、一品料理が素晴らしければ素晴らしいほど鮨の存在感がなくなってくる、そんなジレンマがあった。ここで俺は学習した。鮨屋で純粋に鮨を楽しみたいなら、コースではなく最初からおまかせで握りを注文すべきだ。ちょっとビールでも飲んでから、というのであれば別個に1,2品小鉢を注文すればそれで十分事足りる。コースで注文してしまうと、一品料理が素晴らしければ素晴らしい程に鮨の値打ちがドンドン落ちることになる。とてもいい勉強になった。