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31日
盆休みの新幹線指定席があっさり取れたので一月経たぬ内にまたも東京へ行くことになった。さて今回の東京はどこで夜遊びしようかとあれこれ考えている途中で気が付いたのだが、都合良くというか都合悪くというか、オリンピックの野球の日程がちょうど盆休みにかかっているのだな。13日は東京ドームで巨人対阪神戦を観た後に六本木か恵比寿にでも行こうと思ったが、宿を兼ねたスパのレストランで19時から始まるキューバ戦を見ることにした。せっかく東京にいるのにTVの前とはもったいないが、見たいものは見たいので仕方がない。キューバ戦はダルビッシュだろ?なおさら見たい。試合が終わる頃には酔いも回ってもう街には出る気がしないだろうな。翌日も同じく台湾戦がある。15日がオランダ戦で、16日が韓国戦。燃える試合だ。普段あまり野球を見ない女性でも国際試合は結構見たりするので、今年の盆休みは旅行に出かけたはいいが旅先で野球中継を見る家族もかなり多いだろうな。更にはサッカーも一部野球と日程が重なっており、その他競技ももちろん気になるので、見る方も大忙しだ。今年の盆休みは海外組が例年よりも少ないそうだが、案外野球の影響も大きいかもしれない。俺の場合はルオー展が17日で終わるので東京行きとしたが、今年の盆休みは家でオリンピック三昧というプランも大いにありだろうな。

30日
今夏はそれなりの蕎麦猪口を一つ求めたいものだ。夏、俺はそうめんよりも圧倒的に蕎麦の回数が多い。俺はにゅーめんがあまり好きではないのだが、その影響でそうめんもイマイチ好きになれないのだと思う。そうめんは薬味に椎茸を入れたりするが、俺が子供の頃、椎茸とダシの入ったボトルを麦茶と間違えて一気飲みしては吐き出したことがしばしばあったのも影響しているかもしれない。とにかく、夏の麺といえば俺は蕎麦だ。ほんの少し凝るだけで食卓に涼風と風情が漂うのも良いではないか。必要なものはざると蕎麦猪口と透明感のある冷酒グラス。100均へ行けば300円で揃わなくもないし、蕎麦だって100円で売っている。やろうと思えば醤油100円、かつお節100円で蕎麦つゆも作れる。600円で食器代込みの何と贅沢な食卓よ。とまあ、俺はそのレベルから一歩脱してそれなりの蕎麦猪口が欲しくなったわけだ。今は蕎麦猪口の形をした湯飲みを使っているが、やはりここらで本物が欲しい。とまあ「それなり」とか」本物」とか言ったところで江戸時代の骨董品が欲しいわけでなし、例の道具屋筋で手頃なのを買うつもり。そういえば五条坂の陶器市も迫ってきたな。今年は行きたいものだ。

29日
野宿は最高だった。何が良かったかって、子供の頃以来実に数十年ぶりにホタルを見た。やまわさびが生えているくらいの場所であり水の美しさは認識していたが、まさかホタルに遭えるとは思ってもなかった。寝るのがもったいなく夜明けまでぼんやりと眺めていたので翌日のコンディションはいまいちだったが、それをさっ引いても大いに余りある素敵な一夜だった。しかし幻想的だったな。こんな夜は人生何度もあるものじゃない。

28日
夏はカレーということで、突然だが俺流カレーの作り方を紹介しよう。特に難しいことはやってないのだが、ルーはジャワカレーが好きだ。ただし、ガラムマサラを入れるので結局どこのルーでも似たようには仕上がる。特徴その一、パッケージ裏の作り方とは反するが野菜は炒めない。どうせ煮込むし、昔からずっとこのやり方だ。ヘルシーでもあるしな。特徴その二、煮込むときにだしこぶを入れる。グルタミン酸の旨味をカレーに加えるわけだ。水は少々少な目。肉は予算次第で好きにやればいいが、別に入れなくても良い。ルーに肉の旨みの味があるので入れなくても入っているような味になる。具はタマネギ1個、ニンジン1本、斜め切りチクワ5本パックのやつ(肉の代わり)、エリンギ2パック、まいたけ1パック、ぶなしめじ1パック。エリンギ2パックは少々多いと思うだろうが、俺はこれくらいないと物足りない。エリンギは根っこがコリコリして美味しいので本体とは別に荒く切る。煮込むとき辺りにあるものを適当に入れる。チョコレート、コーヒー、コーラ、ソース、ワイン、醤油、みりん、ケチャップ、ハチミツ、桃、梨、リンゴ...加減が必要だが、なくても別に構わない。ちゅうか、これら全部は入れない方がいいな。とにかく味を複雑にする。あとはカレー粉少々。ガラムマサラ適量。一度煮込んだら鍋ごと水で冷やしてもう一度煮込む。時間があれば二度三度。とにかく、最低一度は冷やしたい。以上、キノコカレーの出来上がり。俺はこれをビールのアテにシチューのように飯なしで食べる。

24日
さて、明日は久々に野宿だ。場所は保津峡。先日行ったばかりなのだが、毎日こうも暑いと水尾川のせせらぎが恋しくてたまらず、金曜仕事終えたらちょっくら涼みに行くかとなったわけである。先日も書いたが、水尾川沿いのいくつかのポイントでは岩清水が滴っており、おまけにそこには天然のわさびも生えており、うまい具合にちょっとした平らなスペースがあるので、まさに野宿するには天国のような場所だ。これだけ暑い日が続こうとも地下から湧き出る水はまるで氷のフィルターを通したように冷たく、その冷水で体を拭き、ビールを冷やし、ワインを冷やし、冷や奴を冷やし、ソーメンを冷やしというわけだ。小さなおろしも持っていくので、ソーメンには天然わさびを添えるつもり。メインディシュは俺自慢のつくね鍋だ。野菜やら何やら入れ出すと荷物にキリがないので、贅沢にもつくねだけ鍋にするつもり。オートキャンプとは違うので、軽装備に若干のこだわりこそが野宿の信条だ。
荷物を積めたが、二人分10本の缶ビールと一本の紙パック入りワインが結構肩に食い込む。が、保津峡駅は電車が自然のど真ん中まで運んでくれるのでそれほどの苦行にはならない。行ってしまえば帰りは楽だし、二日目はバス釣りを楽しむ予定。デジカメ持っていくので釣れたら画像で自慢しようかな。

23日
ちなみに翌朝は7時に宿を出て築地へ。例のきつね屋でホルモン丼を食べる。俺の場合、やはりこれを食べないと東京へ来た気がしない。今回も男性店主の姿は見えなかった。いつも嬉しそうに丼に具をよそっている姿がとても印象的だったのだが、あるときから全く姿を見なくなった。まだ年寄りというには早すぎる風だったが、引退したのだろうか?昔はそうでもなかったように思うのだが、今回特に目立ったのはホルモン丼ではなくご飯とホルモン煮込みを別々で注文している人がとても多い。結局は同じことなのだが、俺にはあり得ぬ。まず最初は飯の上に乗ったホルモンをあてにビールを飲み、締めに煮込みの汁でぐちゃぐちゃになった飯をかっこむのが美味いのだ。上品に別々で食うなどあり得ん。最も、既に国道路肩での立ち食いスタイルなので上品もへったくれもないのだが。食後は場外市場を散策。大和寿司の行列は相変わらず凄まじい。この店のことを知らないのだが、質のいい寿司が安いのか?まあ、それしかないわな。最後尾は推定3時間待ちだという。9時に並べば昼には食える。俺なら絶対に並ばない。多少割高になっても他の同レベルの店じゃダメなのか。ああいう連中は単に情報を食ったに過ぎない。八千代食堂のカレーが食べたかったが、大勝軒に行くつもりだったのでカット。築地の後はかちどき橋を渡って月島へ。毎度毎度のワンパターンだが、結局は築地の駅から乗るよりも月島まで歩いて有楽町線乗った方が何かと便利な場合が多い。新しくなった大勝軒は有楽町線東池袋にあるので尚更のことだし、何より月島名物レバフライを食べるのも楽しみの一つだ。最も、今回はまだ10時前だったので食べることができなかったが。東池袋の駅を出たら新大勝軒はすぐに見つけることができた。10時過ぎたあたりでまだ列もなかったので道路向かいのトイレ前にあるベンチで小説を読んでいたら、白鉢巻きに長靴姿で杖をつきながら信号を渡る老人を発見した。これ一目瞭然、ラーメンの神様と言われる山岸一雄さんではないか。てっきり引退してもう店には出ていないと勝手に思っていたのだが、それは失礼だったようだ。以前著書を非常に面白く読んだこともあり、その店に向かう後ろ姿に感激して俺も後を追う。開店30分前くらいから急に列が伸び始めた。俺は列の先頭で、券売機の横には山岸さんが座っている。せっかくの機会なので何か話をしてみたいと「今日は大阪から来ました」。はっきり言って池袋大勝軒は北は北海道から南は沖縄まで全国のラーメン好きがやって来る店なので「大阪から来た」と言われたところで別に珍しくも何ともないと思うのだが、満面の笑みで「それは、それはわざわざ遠いところありがとうございます」との答え。低姿勢とかそういうのを通り越して、なんだか外見の雰囲気からして仏様のように見えた。例えラーメン食わずとも、その一言だけでも来て良かったと思った。もっと話をしてみたかったが、常連客が次々挨拶に来たり、記念撮影や握手を頼まれたりと忙しそうだ。撮影や握手も決して断ることはなく、常に笑っておられた。店を出て「ごちそうさまでした」と言うと、「お気をつけて」。で、結局俺にとって東池袋大勝軒というのは、名物つけ麺もさることながら、どんな分野であれ情熱を持ってその道一筋に行き抜く人生の素晴らしさを再認識する場所である。改めて俺もかくありたいと思った。

22日
ルオー展、無理して行った甲斐があった。盆休みは富山、金沢方面にでもふらっと行こうと思っていたが、もう一度ルオー展に行くのもいいな、と思い始めている。それくらい良かった。新幹線の指定席が取りにくい時期なので今週中には北陸行くか東京行くか決めないといけない。良い絵を生で観るれば観るほど美に対する感覚が磨かれていくのがわかる。絵画とは画家の指先の動きによって成り立つ。が、しかし、その作品は心の仕事か?はたまた単なる手先の仕事か?もう俺は後者にはだまされない。
今回、以前から一度行ってみたかった新橋にある焼きトン「まこちゃん」で念願の豚串を食べてきた。そもそも大阪には焼きトン専門店などないに等しく、牛肉を串で食べさせる店はちょこちょこあるが、豚の焼き串は居酒屋のメニューの一部にかろうじてあるに過ぎない。そんなわけで焼きトン専門店にして超有名店の「まこちゃん」はとても期待していたのだが、結果、なるほど旨かった。期待したということはその分ハードルも上がるわけで、それでも旨かったのだからかなりのものだ。焼きトン盛り合わせが6本で630円だったような気がするが、ボリュームがあるので安い。塩とタレの両方食べたが、真っ黒けのタレの方が美味しかった。ホッピーも飲んだが俺の口には合わん。おすすめと言われた生レバも食べたが、不味くはないものの大して美味しいとも思わなかった。お国自慢ではないが、やはり新世界もつ鍋屋の生レバは美味過ぎるので相当舌が肥えているのだ。食後は六本木か恵比寿にでも人間観察に出かけるつもりだったが、ビール飲んで昼間の疲れがどっと出てきたので、看板にそそられて入ったカレーショップ「マジマ」で一杯食べて速攻新橋の宿で寝た。

17日
先週末、親友と保津峡の散歩へ行ってきた。京都駅から福知山線に乗り換えて保津峡駅で降りれば、そこは自然のど真ん中。俺が知る限り、降りて直ぐに野宿してみたくなるようなポイントがある駅はかなり珍しい。とにかく、とても重宝している駅だ。4,5時間かけて亀岡の駅まで歩くわけだが、水尾川のせせらぎと共に歩くコースなのでとにかく涼しい。この涼しさを味わいたくてちょこちょこ散歩に行くわけだ。自然も豊かで、道中でクワガタ、たぬき、縞ヘビ、ヤマカカシ、トカゲ、沢カニ等々を目にする。夏場でも水筒はなくてもよい。岩清水やわき水のポイントがあるので、そこで飲んだり顔を洗ったりするのが毎回楽しみの一つだ。そこには山わさびがあったりするので水の美しさは言うまでもない。途中池があり、秋にまた今回の親友と共に栗拾いを兼ねたバス釣りに行くことになった。栗は木を揺すらずとも道ばたにゴロゴロ落ちているのは去年の秋に確認済みだ。山栗は甘くて美味い。帰りの亀岡の駅で飲む一本の缶ビールは五臓六腑にしみる。それがちょうど良い食前酒になって、地元に帰って食う焼き肉の旨いこと、まさに至福だ。また秋が楽しみだな。

16日
ルオー没後50年大回顧展をやっているというので今週末東京へ行こうと思う。ちょうど月曜休みだしな。東京は久しぶりだ。今回は何を食べようか。外せないのは築地きつね屋とラーメン井上、リニューアルした東池袋大勝軒。会場から近いので前から興味のあった新橋の焼きトン屋「まこちゃん」にも行ってみたい。時間に余裕があれば浅草で蕎麦と洋食あるいは天丼あるいはすき焼きを食べてからアンジェラスでダッチコーヒー飲んで、俺の好きな場所の一つである両国の大江戸博物館に寄るつもり。ま、メインはルオーの絵なのでその他はあくまでオマケなのだが、せっかく行くからにはとつい貧乏根性が働いてしまうのは決して安くない新幹線代金を考えれば仕方のないことだ。

15日
最近黒糖梅酒を好んで飲んでいる。CMの通り寝る前の一杯に丁度いいが、この時期、家に帰って真っ先に汗を流したらグラスと共にキンキンに冷やしたそれを一口やると生き返った気分になる。ただ、もうちょい安ければいいのだがな。ウイスキーに比べて断然減りが早いのでどうも割高に感じる。と、親父もこれを気に入ったようで、ならば家で漬けている梅酒に溶かした黒糖を混ぜてみようと言い出した。かなり強引な気もするが、週末にでも飲めるのではなかろうか。

10日
話のついでに書くと、尾道は本当にいいところだ。新幹線を利用すれば関西からの日帰り旅行も十分可能だが、行ったことあるかと訊けば、ほとんどの場合NOの返事が返ってくる。確かに派手な名所は何もないが、下らなく観光地化していない素朴な魅力が溢れている。坂の町、千光寺、久保地区、商店街、尾道ラーメンの朱華園、オバQ、ウルトラマンエース...等々。俺は裏路地が好きなのだが、尾道の場合は裏路地を通り越して迷路と言って良い程に歩いていて面白い。行き止まりにしか見えない幅30cm程の小道もどんどん進めてしまい、その先には鳥居やら神社やらお地蔵さんがいたりする。以前書いたので割愛するが、圧巻は夜の久保地区の散歩だ。千光寺からの尾道水道の眺めは美しく、時折煩悩除去の数珠が響くあの場所はいつまでも去りがたい。商店街の途中にはファン涙ものの巨大ウルトランエースと、昔百貨店の屋上によく置いてあった動く乗り物のオバQがある。雨風に晒されたそれは塗装もずいぶんはげ落ちて錆も目立つが、未だ尾道の町において1分10円で現役稼働中である。俺は毎回このオバQの前を通る度にメンテナンスを兼ねて10円を入れるのだが、前回は店主がわざわざ外してあったコンセントを入れてくれたのが嬉しかった。朱華園、ここのラーメンはとても美味しい。泊まりならば夜は海鮮だ。尾道は魚や貝が旨い。千光寺の手前にある詩人中村憲吉終焉の家も必見である。志賀直哉の旧宅もあるが、俺は前者の方が遙かに好きだ。質素を通り越してどこか茶室にようにも見え、家とのバランスが絶妙の庭と相まって俺には生半可な豪邸よりもとても魅力的だ。もし俺が金と暇を持て余したじじいなら尾道の迷路のような町の写真集を出すのだが、泉大津もそうだが、誰か代わりにやってくれないものか。一つ言い忘れた、千光寺へのお参りは決してケーブルカーを使ってはならない。石畳の道を自力で登るべし。

9日
俺の七不思議。観たいと思って買ったライブのチケットが、実はその日は旅行の予定だったということがよくある。前回はスティングをそれで見逃したが、今回はアンジェラ・アキだ。城ホールでピアノ弾き語りをやるというので、ワンマンステージ好きの俺としては見逃すまいと買ったのだが、その日は広島旅行だ。旅行の最終日なので早めに帰ってくれば済む話だが、2時からの広島対阪神戦が観られないことになる。試合観戦は諦めて尾道にでも寄って帰ってこようか。ま、尾道は先月に行ったばかりなんだけどな。

7日
羞恥心。どんなグループがどんな歌を出そうが勝手だが、あんなアホみたいな歌がヒットし、あまつさえ売り上げ1位になるなど恥ずかしい。実は我々の羞恥心こそ笑われている歌だな。
どんなにヒット曲を連発しようが自分で作詞作曲をしていない場合、俺に言わせれば彼や彼女たちはミュージシャンとは呼べない。せいぜい歌手かシンガー、あるいはアイドルだ。アーティストなどと言われた日には片腹痛いとしか言いようがない。一時期浜崎と宇多田がライバル視されていた時代があったが、一緒にしてやっては可哀想というものだろう。
サザンは解散(?)ライブを全国でやるのだろうか?だとしたら、どうせチケット買えぬだろうという前提があるにせよ行ってみたいが、夏の横浜でのステージが最後なら残念だな。

7日
雀とは不思議な生き物だ。我々には最も身近な鳥にして日本の朝の情景には欠かせぬ存在だが、これだけたくさんいるにも関わらず俺は彼らの死骸を一度も見たことがないし、糞にしても一度も頭にかけられたことがなければそもそも目にも付かない。何と清々しい存在だろう。自らの死期を悟ればどこかの山中にでも飛んで行くのか?だとしたらあっぱれだ。その点もうすぐ鳴き始める蝉などは豪快だな。死んで屍拾う者なし。庭先はおろか、道の真ん中にも転がっている。最も、それもわからぬではない。彼らに死期など考えている余裕はないのだろう。やかましいのも、短い生を悔いなく楽しんでいるものと解釈している。今日一組の蝶々を見た。まるで恋人同士のように絡まって飛んでいる。彼らはどうやってカップルが成立し、ああやって愛するのだろう。不思議なり。

3日
粗食を叫んだ翌日に書くのも何だが、俺は残ったビールだけは平気で捨てる。家でも居酒屋でも、もう一杯飲みたいと思い開けたり頼んだりしたものの、半分くらい飲んだらもう要らないということがある。そんなとき、俺はもったいないからといって無理に飲み干したりしない。時折店の人から残ってますよと言われることがあるが、「もういらんねん」。理由は何故かと訊かれれば、健康への配慮という答えもなくはないが、ある時点を過ぎたらビールが急にまずくなるというのが正直なところ。急に苦みが増してとても飲めたものではない。「一晩でビール1ダースを痛飲した」など、俺にはあり得ぬ話。されど、ビール党。

2日
世の中、何でもかんでも値上がりだが、俺は別に構わない。特に食品。現在の日本はろくに腹も減らない内から次の飯を食わされるという、まさに飽食の時代だ。スーパーには季節外れの食材が並び、余れば捨てる。いういった現状が是正されるきっかけになるならば、値上げもいいではないか。我々は粗食で対抗すればいいだけのこと。体にもずいぶん良いだろう。これができないやつは空揚げとチップスの食い過ぎだ。このまま原油高騰が続けば魚が食卓から消えることもありうるそうだが、食卓から消えるということは海には残るのだ。我々は自然に対して少々無茶をし過ぎた。食えなくなる未来を嘆いているが、要は食物連鎖の頂点をいいことに今まで好き勝手に食い過ぎたのだ。ざるに盛られたイワシが一山10円の特売など傲慢の典例だろう。それを考えるいい機会だと思うのだがな。

1日
ソフトバンクの白猫の声は最高に可愛いな。「はい」「はい」「なんで?」の「なんで?」だ。このCMを目にすると「なんで?」まで耳を澄ましてしまう。俺はまんまと戦略にはまっているのか。

翌月の雑記へ