29日
龍馬伝の最終回を見た。結末は予め誰もが知っていることだが、やはり後味の悪さは拭えない。最終回にこうなるのは龍馬ものの宿命だが、たまには違った演出があってもいいと思うのだがな。今回はそれに期待したのだが、やはりいつものパターンで終わった。では俺ならどうすると問われればこれも難しいが、いっそのこと第一話で暗殺されて人生を振り返るというのもありだろう。これなら最終回のダメージは少ない。どうも俺は昔からバッドエンドが好かない。とはいえ、実際の龍馬の人生において暗殺がバッドエンドであったかといえば、恐れずに言えば、必ずしもそうではないと思う。確かに悲惨な最期には違いないが、もしも生き続けていたとすれば、俺たちが今日イメージする坂本龍馬像とはずいぶん違ったものになったはずだ。海援隊がそのまま巨大な総合商社に成長していただろうし、そうなれば社長の龍馬は洋装の一つでもして社交界に顔を出さねばならぬ。更には、政局の混迷から維新の英雄として政に担ぎ上げられていた可能性は高い。最も、本人にしてみればやはり無念であったろう。ならばこそ、その功績から言えば家康が日本史上の最たる英雄だろうが、壮絶な最期があったればこそ、日本史が続く限り龍馬や信長は永遠に英雄だ。
22日
俺の雑記が一部だぶっていると教えてくれた人がいる。原因はこうだ。俺はいつもモバイルPCを持ち歩いていて、外でのちょっとした空き時間に読書か、もしくはそれで雑記を書くということを長年行っている。帰ったら自宅パソコンと同期を取って雑記をアップ、アップしたらそれは削除して、今度はモバイルPCと同期を取ってまた持ち歩く。よって、削除を忘れてしまうとその雑記が残ることになり、またアップしてしまうのだ。以後は気を付けたいが、たまには起こるかもしれない。
18日
カレーのルーといえば俺はいつもジャワカレー辛口を使っているのだが、何やら市販のルーではディナーカレーが一番美味しいと食にうるさい知人から聞いたので早速買って作ってみたが、実質的な価格は2倍なものの味は大して変わらんな。ちゅうか、ジャワカレーの方が美味しい。まあ、好みはいろいろということか。最も、俺は大量の各種隠し味を追加するので、結局どのルーを使おうがその味に帰結してしまうのかもしれない。ルーを2種類使うというのもよく聞く手だが、男のカレーにそういう面倒な手法は要らぬ。というわけで、俺はこれからもジャワカレー辛口だ。
16日
誰しも大人になってからでも区別が難しいものの一つや二つはあるのではないか?俺の場合、豆腐の木綿と絹こしの区別が瞬時にできない。数秒考えればわかるのだが。エスカレーターとエレベーターがわからないのもいるが、一番ひどいのは右と左の区別ができないやつだ。以前、一人いた。助手席にいて「次、左な」と言うと、「えーと、左、左、左...ああこっっちか!」といった具合だ。日常生活でもさぞ不便するだろう。餃子とシュウマイの区別ができないおばちゃんがいたな。「わかるやろ!」と言いたいところだが、一旦頭の引き出しがそうなってしまったら修正は困難のようだ。
11日
今までコンビニで売られている野菜サラダは高くて買う気がしなかったのだが、最近考えを変えた。夜、帰りの道中で野菜が食べたいと思ったときは、けちらずにコンビニでサラダを買って帰るようにしている。レジで支払うたびに、この金額ならスーパーで野菜を買って自分で作れば3倍以上の量は食えるだろうとは毎回思うものの、スーパーが開いてる時間にはいつも帰れないし、コンビニサラダのように具材をたくさん揃えるのも手間だ。夜遅くに帰ってからごちゃごちゃしたくないので、高いのはその分の手間賃と解釈している。ちなみにドレッシングは塩胡椒と粉チーズもしくはピエトロが俺のお気に入りだ。
8日
今回の日本シリーズは実に熱い戦いだったな。戦前は地上波で放送があるのかないのかとニュースにもなっていたが、いざ始まってみればシリーズ史上に残る名勝負の連続だった。本来であれば3位から勝ち上がって日本一と言われても??なところだが、あのような試合を見せられてはケチも付けられぬ。これに対してつい思い出してしまうのは、あれは確か5年前だったと思うが、あっという間に終わってしまった阪神対ロッテの日本シリーズだ。あのときの阪神は不甲斐なかったな。悪い意味でよく覚えている。その他記憶に残っているのは、誰しも同じだろうが、近鉄加藤投手の言葉に怒り心頭となった巨人が3連敗から4連勝したシリーズだな。それに匹敵するくらいに今回のシリーズは記憶に残るであろう名シリーズだった。中日対ロッテというのは放送が危ぶまれた程に地味なカードだったが、実にいいものを見せてもらった。
3日
最寄りの駅前に高層マンションが建って数ヶ月が経った。人の気配がしないので、なかなか入居が始まらないのだなと思っていたのだが、先日よくよく目を凝らせばベランダの窓越しにカーテンが見える。どうやら噂に聞くベランダ干し禁止のマンションのようだ。こんなマンションは東京や大阪市内だけかと思っていたが、いよいよ郊外にも建つようになったのだな。住んでいる人がいたら申し訳ないが、俺の思うところをそのまま言えば、こんなのはおおよそ人が住むマンションではない。洗濯物はおろか、ちょっと晴れた日の布団干しもできないのだろ。冬の夜、太陽の光をたっぷりと吸い込んだ暖かい布団にもぐったときの幸せはこの上ないものだが、あの手のマンションは年中ファブリーズでもぶっかけて、それで終わりなのか。洗濯物にしてもいくら高機能の乾燥機があったところで、太陽光とは比べるべくもない。知人が高層マンションの上の階に住んでいるのだが、夜景に感動するのはせいぜい最初の一ヶ月、そして何より窓の外から人の生活の気配が全くしてこなくて静かなのがかえって不気味だそうだ。当然洗濯物は禁止で、俺ならこんなマンション半額でも住みたいとは思わんな。
翌月の雑記へ