３１日
ああ、実に楽しかった、台湾旅行。直前に台湾で旅客機が墜落したので出発前にはいろいろ心配されたが、人間何処で何をしていようが死ぬときは死ぬものだ。初日、桃園空港に雷が落ちたということで上空１５分程の旋回待機があったが、今度のトラブルと言えばまあせいぜいそのくらい。謝謝。台湾とはその料理には欠かせないパクチーのごとく、好き嫌いのはっきり別れる土地柄だろう。好きであれば大好き、嫌いであれば大嫌い、そんな処だ。一つ基準を挙げるならば、祭りの夜店の雰囲気が好きならばきっと台湾を好きになるだろう。反面、夜店の食べ物は清潔感に欠ける、人混みが苦手．．．というような人は台湾へは行かない方がいい。台湾から夜市（ナイトマーケット）の楽しみを抜いたら、その魅力は半減する。俺は今回もそれを堪能してきた。夜市以外は特に観光もせず、朝は遅めに起きて豆乳屋で極めて軽い朝食を取った後は２軒ほど昼飯とビール。ホテルに戻り１４時（日本時間１５時）から１７時まで大相撲中継。中継が終わったら少々昼寝。外が暗くなり始めたら夜市へ．．．まあ、そんな毎日。俺の泊まるホテルはNHKが視聴できるのがとてもありがたい。大相撲中継は横になって酔いを醒ましながら胃を落ち着けるには最高だ。何より俺は相撲中継が好きだしな。よって、日々のニュースや天気予報等も含め異国にいながらにして半ば日常に近い感覚を得ることができるNHK放送は重宝する。そういうグレードのホテルは多少宿泊代金は高くなるものの、それでも一泊５，０００円程度だ。そんなわけで宮崎の猟奇事件もリアルタイムで知っていたので、夜の食堂で脳天気に飲みつつも頭の片隅では、医学史に偉大な名を残したアンドレアス・ヴェサリウスと彼女の違いなど紙一重なのではないのか？などと考えたりもしていた。まあ、次回も大相撲中継に合わせて再び台湾を訪れるとしよう。
２４日
昨夜の晩酌前、風呂に入ろうと一階に下りれば、リビングに一匹の蚊が飛んでいた。風呂上がりの無防備な裸にぷっすりやられてはたまらんとキンチョールを派手に振りまいた。と風呂上がり、やはりそれはまだ飛んでいた。おまえはあの毒ガス攻撃を生き延びたのか。二の腕に止まったそれをよくよく見れば、蚊ではなく何かの虫であった。よく生き延びたな、おまえは大いに子孫を残せばいい。俺は二の腕に這うそれを叩き潰すことなく晩酌を始めた。
明日からまた４泊５日で台湾旅行へ行ってくる。目的は屋台及び大衆食堂で台湾料理を楽しむこと。今年こそは故宮美術館へ行ってもいいのだが、どうせまた行かんだろうな。台湾ではNHKが入るので、朝飯〜散策〜昼飯〜昼寝〜大相撲中継〜夜市というパターンが多くなりそうだ。去年ほど詳細には報告しないが、何か面白いものがあればまた画像付きで紹介しようと思う。旅行の間に頂戴したメッセージに対する返信は８月に入ってからになるのであしからず。
翌月の雑記へ